2019年6月7日金曜日

チャイコフスキーコンクールのコンペチタを聴いてみる2

チャイコフスキーコンクール(6月17日〜)のコンペチタ25人を、YouTube で一通り聴いてみようシリーズ?その2。今日は下の写真の6人。

藤田真央くん以外にも、お気に入り候補が 2人も見つかった ♪




今日も公式サイトの名簿の次の6人。…と思っていたのだが、実は、5月にコンペチタが発表された時と現在とではこの順番が微妙に入れ替わっていた。

…ということに先ほど気づいて、しかも Medici.tv(上の写真の元)に掲載されているコンペチタの順番とも微妙に違っていることが判明。困った…(^^;)。

で、熟考の末?、写真の順番に聴いていくことにした。写真の編集は大変なので…(^^;)。名前につける番号は新しい名簿のを使うことにした。ので、順番はバラバラになる。

なお、前回の記事では、幸いにも写真と聴いた 6人とが一致していた。番号だけ新しい名簿の番号に修正した。


以下、聴いた YouTube 動画と感想コメント。とくに何も感じなかった演奏についてはコメントなし。


5. Daneshpour Sara / USA

DANESHPOUR Sara ChopinBarcarolle in F sharp Major, Op 60

DANESHPOUR Sara Haydn Sonata in F Major, Hob XVI 23

 DANESHPOUR Sara | M. Ravel - Gaspard de la Nuit, Stage I

 DANESHPOUR Sara ProkofievSonata No 8 in B flat Major, Op 84

いずれも、2017年 Arthur Rubinstein Piano Master Competition での演奏。3位入賞。

わりといいなぁ〜、ラヴェルはどうだろう、プロコフェエフはどうだろう…と思っているうちに 4曲も聴いてしまった。音がきれいで音楽的。お気に入り候補かも知れない。

サラ・ダネシュパー、1987年生まれ。第14回(2011年)のチャイコフスキーコンクールにも出ている。少なくとも2次予選までは行ったようだ。

カーティス音楽院でレオン・フライシャーに学ぶ。後にセルゲイ・ババヤンにも師事。


25. Yemelyanov Konstantin / Russia

Beethoven sonata op.31№3 Es-dur first mov.- Konstantin Emelianov

 A.Scriabin etude op.42 №5 - Konstantin Emelianov


4. Cano Smit Albert / Spain

 Albert Cano Smit plays Bach Art of Fugue
(Wissembourg Festival, August 18th 2018)

 Albert Cano Smit - First Stage - XVIII Paloma O'Shea Santander International Piano Competition

バッハのフーガの技法、面白い。音楽が活きている、好きな演奏だ ♪ 弾く姿がちょっとグレン・グールドを意識しているのかな?と思わせるが…。

2つ目の動画の中でも、リゲティのエチュードなどは、久しぶりにワクワク感のある演奏だ。こう弾きたい!という意思を感じるピアニストだと思う。お気に入り候補!♪

1996年生まれ。ジュリアード音楽院で Robert McDonald に師事。2017年の Walter W. Naumburg Piano Competition で優勝。


6. Fujita Mao / Japan

 Mao Fujita | quarter-final 2017

 Piano Sonata No. 3 in B Minor, Op. 58: I. Allegro maestoso
(3枚目のアルバム "passage" から)

最近の演奏動画を聴きたかった(見たかった)のだが、2017年に優勝した時のクララ・ハスキルのものしかなかった。2つ目の音源は2018年のアルバムからの抜粋。

《藤田真央クンの3枚目のアルバム "passage" 5月リリース ♪》

藤田真央くんは元々お気に入り候補のピアニスト。「候補」としているのは、まだこの先どう変貌するのかよく分からないから。現時点では期待度は大きいし、今回のコンクールでは応援するピアニストの筆頭である。


10. Harliono George / UK

 George Harliono plays Bach Prelude and Fugue in C Sharp Major BWV 872

2017年にゲルギエフによって抜擢されたというニュースで知った名前だが、最新の演奏をいくつか聴いても、とくに興味を惹かれるものはない。

〈ゲルギエフ、16歳のピアニスト George Harliono を抜擢 !?〉


11. Kantorow Alexandre / France

 Alexandre Kantorow : Saint-Saëns, Danse macabre op.40

 Alexandre Kantorow / Récital à la Fondation Louis Vuitton 2017

私の好みではないが、ちょっと気になる?演奏をする。ヴァイオリン奏者、指揮者であるジャン=ジャック・カントロフ(Jean-Jacques Kantorow)の息子だそうで、フランスでは「リストの生まれ変わり」と評されたそうだ。(リストは私の好みではない…)


参考までに新しい名簿を載せておく。
(6月7日時点の公式サイト名簿

  1. An Tianxu / China
  2. Beisembayev Alim / Kazakhstan
  3. Broberg Kenneth / USA
  4. Cano Smit Albert / Spain
  5. Daneshpour Sara / USA
  6. Fujita Mao / Japan
  7. Gadjiev Alexander / Italy/Slovenia
  8. Geniushene Anna / Russia
  9. Gugnin Andrei / Russia
  10. Harliono George / UK
  11. Kantorow Alexandre / France
  12. Kim Dohyun / Republic of Korea
  13. Kopachevsky Philipp / Russia
  14. Liu Xiaoyu / Canada
  15. Malofeev Alexander / Russia
  16. Melnikov Alexey / Russia
  17. Mun Arsenij / Russia
  18. Shishkin Dmitriy / Russia
  19. Tarasevich-Nikolayev Arsenij / Russia
  20. Wu Yuchong / China
  21. Xie Ming / China
  22. Yang Yi Ke / Canada
  23. Yashkin Anton / Russia
  24. Yasynskyy Artem / Ukraine
  25. Yemelyanov Konstantin / Russia


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