昨日盛り上げてくれた立役者は何と言ってもカントロフくんだろう。一人だけ独自のプログラム(チャイコフスキーの 2番とブラームスの 2番)で臨んだファイナルだったが、予想以上に素晴らしかった ♪
カントロフ(Alexandre Kantorow)のチャイコフスキーのコンチェルト 2番は、音楽に勢いがあってとても良かった。ソロのときはちょっと派手すぎるかな?と思っていた音も、いい感じでオーケストラと合っている。ピアノも実に音楽的 ♪
そういえばオーケストラも初日より上手くなったような気がして、服装も違うので確認したら違うオケだった…(^^;)。
真央くんのときはどっち?と見たら、2日目と同じ Saint Petersburg Philharmonic Orchestra だったので安心…? コンチェルトはオケの演奏でも相当変わるような気がするので…。
カントロフくんについて、やや気になったのは、音色の変化があまりなく、ところどころでやはり耳につく感じがしたのと、同じく音質についてはブラームスはあまり合っていなかったかも知れない…ということ。
ただ「音」に関してはあくまでネット(マイク〜デジタル機器〜イヤホン)を通してのものなので、会場で生で聴く音とはかなり違うのだろうとは思う。
そう言えば、高坂はる香さん情報によると、カントロフくんの先生は、ルカ・ドゥバルグと同じレナ・シェレシェフスカヤさんらしい。ちょっと親近感が湧いてきた…(^^)♪
メルニコフもセミファイナルが良かったのでちょっと期待したのだが、まぁ普通によかった…(^^;)? シシキンについて感じたように、ある意味「想定内」の演奏。期待を超えて「メルニコフって凄い!」と思うようなところはあまり感じられなかった。
ちょっと丁寧に行きすぎたようなところもあったかも知れない。
ところで「愉快でない話」であるが、ネットで色々話題になっているし、公式サイトにも記事が出たので、繰り返すまでもないのだが…。
✏️TCHAIKOVSKY FINALIST IS UNDONE BY FALSE ANNOUNCEMENT
✏️JUST IN: TCHAIKOVSKY FIRES FUCKUP FINAL OFFICIAL
中国の Tianxu An の演奏のときに、アナウンスが誤解を招く言い方をしたため、ピアニストが曲順を勘違いして、演奏にかなりの影響が出たという話。
審査員長マツーエフはもう一度弾くことを提案したそうだが、 Tianxu An は断ったとのこと。アナウンスした人はクビになったようだ。("fired" という記事もあり、公式には、オーケストラの “Evgeny Svetlanov” が "suspend the employee from work" したとある…)
いずれにしても、20歳の気の良さそうな青年 Tianxu An くん(いまだに読み方が分からない…ティアンシュー・アン?)にとっては気の毒なことだった。
ちなみに、これも高坂はる香さん情報によると、アンくんの先生は、小林愛実ちゃんと同じカーティス音楽院のマンチェ・リュウ先生だとのこと…。
さて、いよいよ今日の24時から、最後の二人、藤田真央くんとケネス・ブロバーグを残すのみとなった。我らが真央くん、どこまで実力を発揮できるか?
遠く日本から祈るしかないが、頑張れ真央くん…(^^)!♪
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