2017年12月5日火曜日

近況:手元を見ないで弾く練習とシューベルト

前回の近況報告に書いたように、12月は、10月から練習しているシューベルトのソナタ18番第1楽章と並行して、「手元を見ないで弾く」感覚を少しでも身につけるための「初見練習」をやっている。

シューベルトの方は一進一退?というか、なかなか思うように進んでいない。進んだと言えるのは、ほぼ全曲の「暗譜」ができたことくらい…。


で、シューベルトについては、これまで通り「暗譜」して手元を見ながら弾くという弾き方でやるつもりだったのだが、せっかくなので、部分的にではあるが「手元を見ないで弾く」ことを試している。

一つは、「暗譜」がまだ完全ではない展開部の ff の箇所(↓)。ここは、和音がとぶところはちょっとだけ見ているが、初見練習としては割とやりやすい箇所のようだ。小節単位に和音がほぼ一つしかないからだと思われる。




もう一箇所が展開部の第2主題の変奏部分(↓)。



ここは、もともとそれほど鍵盤を見ていなかった(左手を中心に見ていた)ので、左手の音がとぶところ以外は手元を見ないで弾くという練習をやってみた。何度かやっているうちに、手元を見ない方が弾きやすい、というかスムースに指が動くような気がしてきた。気のせいかもしれないが…?


「初見練習」の方はボチボチ…という感じ。最初はバッハの(無謀にも)イギリス組曲なども少しやってみたが、やはり難しいので、今は図書館で借りた簡単な曲集を使っている。

主に使っているのは、①『大人のヒーリング・ピアノソロ&弾き語り集「天使の糧」』と②『ピアノソロ クラシック大全集』という2冊。

①には、「天使の糧 (C.フランク)」「ラルゴ〈オンブラマイフ〉 (ヘンデル)」「涙のアリア〈私を泣かせて下さい〉 (ヘンデル)」「ピエイエス (G.フォーレ)」などクリスマス向けの静かな曲が入っているので、弾いていてそれなりに楽しい。

②の方は、いろんな交響曲やオペラなどからの有名な一節がピアノ・アレンジしてあるのだが、譜面として簡単な割には弾きにくい曲(ベートーヴェンの「運命」とか…)もあって、そろそろ飽きてきた…(^^;)…かも。


①の方が終わったので、そろそろバッハとかモーツァルトに移ろうかと思っている。モーツァルトはピアノソナタをやろうと思っているが、バッハは何をやろうか悩んでいるところ。

候補としては、フランス組曲か平均律のプレリュードかな?(フーガは無理…)イギリス組曲とかパルティータは魅力的なのだが、弾けそうな曲はほとんどないだろうし…。

まぁ、これまでに調べたこと(↓)も参考にしてもう少し考えてみようと思う。





おまけ。

《個人的メモ(12月の備忘録):ピアノ・ブログ・その他》に書いたもう一つの課題『中断している「現代ピアノ音楽作曲家探索」の再開』は、とりあえず再開した。

この2日ほどで「Chick Corea」から「Graham Fitkin」まで10人ほど聴いてみたが、残念ながら新しいお気に入り作曲家は見つかっていない。アメリカの Mohammed Fairouz とイギリスの Graham Fitkin の二人がちょっといいかも…と思ったが、やはり現代作曲家は音源が少ないのが難点だ…。

まぁ、このあともリスト(↓)にしたがってボチボチ聴いてみるつもり。




【関連記事】
《「手元を見ないで弾く」練習方法と「初見」練習の関係 ♪》


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