2017年12月8日金曜日

「手元を見ないで弾く」練習方法と「初見」練習の関係 ♪

12月に入ってから「手元を見ないで弾く」ための練習として「初見で弾く」ことを始めたのだが、1週間ほどやってみて、どうも方法としてはあまりよくないのでは?と思えてきた。

たしかに「初見」のためには「手元を見ないで弾く」ことが必須なのだが、「初見」のためにはそれ以外の能力もいろいろ必要で、「手元を見ないで弾く」は必要な能力の一部に過ぎないということが分かってきた…ような気がしている。


「初見」で上手く弾くために必要なことを思いつくままにあげてみると、たぶんこんな感じ(↓)で、「手元を…」はほんの一部なわけだ…。

・読譜力
・音符をまとめて把握する
・弾きながら少し先を見る
・瞬時に指使いを選択する
・手元を見ないで弾く


「初見」練習が「手元を見ないで弾く」練習にならないことはないと思うが、効率を考えるともっと別のやり方があるのでは?と思い始めたのだ。

「手元を見ないで弾く」ためには、感覚的に指が鍵盤を覚えるというのか、指と鍵盤の関係をイメージできる必要があるのではないかと思う。しかも、いろんなパターンの和音や運指を身につける(指が覚える?)必要があるような気もする。


で、ネットでいろいろ調べるうちにこんな記事(↓)を発見した。


88鍵の真ん中に座る、中央の「ド」を探し当てるから始まって、各指での同音打鍵、ドレミファソファミレド、音階、オクターブ、1度〜10度…などとひたすら指の感覚だけで「鍵盤位置」を覚える(指が「鍵盤感覚」を覚える)という練習のようだ。

この通りにやることはちょっとしんどいが、まぁ、そういうところから始める必要があるのかも知れない…。


別の記事(↓)で紹介されているのは、弾きなれた曲を手元を見ないで弾いてみる、という方法。それができるのなら、次からは「鍵盤を見ないクセ」をつければいいだけ、と書いてある。それができれば苦労しないのだが…(^^;)。


この記事にも「それができない」場合の練習方法として、ドレミファソファミレド、音階、アルペジオなどの練習が書いてある。やはり、基本的なことからやるしかないのか…。


仕方がないので?少し基本的なことも含めて「手元を見ないで弾く」練習方法としては、次のようにしようと思っている。③はシューベルトのソナタで数日前からやっているので、①と②を追加することになる。

①上の記事にある「基本」を少しやってみる
②次にハノンの基本パターンをやってみる
③練習中の曲の一部を手元を見ないで練習する


実は、今年の初めに「今年は基本練習もやろう!」と思って、ハノンも少し始めた(↓)のだが、わりとすぐに挫折してしまった。


このときは「手元を見ない」ことなどは考えもしていなかったので、たぶん鍵盤を見て指を追いかけていたような気がする。今回は、手元を見ないで弾けるようにすることを目標にやってみようという訳である。

で「初見」の方は、次の「選曲」のための試し弾きとして、別メニューとしてやるつもり。試し弾きでは「選曲」の中身を優先する必要があるので、「手元を見ない」方は無理をしない範囲でやろうと思っている。


おまけ:いろいろ調べていたら「ピアノブラインド」なる商品(↓)を発見した。手元が見えないように鍵盤の上に「目隠し板」のようなものを取り付けるらしい。下の写真は、新色発表の記事からお借りしたもの。ここまでやるつもりはないが…(^^;)。






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