ベートーヴェンのピアノソナタ第13番第1楽章も、約3週間練習してきて、3月いっぱいで終わるとすればあと10日ほどとなった。
1週間前は「少しは方向性が見えて来た」という、ちょっと明るい状況だったが、今回はやや悲観的な近況報告になりそうだ。
というのも、やはり中間 Allegro 部分がなかなかうまくいかないのだ。基礎を積み重ねてきていないことによる「基本技術」のなさが重くのしかかっている感じだ…。
悩んできた指使いについては楽譜の通りにして、教本をやっているつもりで毎日繰り返し練習を続けている。
指で覚えるということについては少しずつ進んでいる感覚はあるのだが、問題はスピードだ。どうやってもある程度(かなり遅い…)以上にテンポが上がらないのだ。無理して上げると、指に力が入ってしまうためかタッチが硬く浅くなって、動きもドタバタしてしまう。
ゆっくり弾いて指の形や動きを確認して、徐々にテンポを上げていくとか、意識して軽いタッチを試してみたり、とか思いつく限りの方法を試しているのだが、なかなか…。
もう一つ、これも「基本技術」の問題になるのだろうが、Allegro 部分の最後の方で♭が3つになったところ(下記楽譜の2小節目〜)がかなり厳しい。
ここも指使いは楽譜に従うことにしている。が、同じパターンの♭がない箇所は比較的スムースに行くのだが、ここに来ると指がもつれてしまう。
もつれの原因は、一つは♭を付けるか付けないかが混乱していることと、白鍵と黒鍵の狭苦しいところでの指さばき?がうまくいかないことにありそうだ。
手の大きなピアニストとか、指の太そうな(マツーエフみたいな?)ピアニストとかはどうやって弾いているんだろう?
いずれにしても、この Allegro 部分をなんとか乗り切らないと話にならない。今週はこの攻略法で頭を悩ますことになりそうだ。
ちなみに、それ以外の部分(Andante 部分)がうまくいっているかというと、実はそうでもない…。
とくに、後半の右手と左手が入れ替わるところ…。入れ替わっただけなのに、なぜか思うような音にならないし、うまく弾けない。謎だ…。
ここは、たぶん練習量としては一番少ない部分になってしまっているので、もう少し弾きこむ必要がありそうだ。Allegro 部分の次に…。
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