2017年3月6日月曜日

ベートーヴェン:ソナタ13番、指使いが定まらない…

久しぶりのベートーヴェンということで意気込んで始めたソナタ13番(第1楽章)。

まずは、曲そのものを大まかに把握することと、指使いを決めたり、難所を探っている「譜読み」の段階であるが、早くも暗雲?が漂っている感じ…。


三部形式(ABA')のうち、とりあえず A と B を見ているところだが…。

A パートは、プロの演奏を聴いている印象と比べると、想像していたより難しいと感じる。Andante なので舐めていた…わけでもないのだが…。まぁ、想定内かもしれない?

最初の4小節(↓)からして、①右手の和音がきれいに鳴らない、②左手のレガート旋律が気持ちよく弾けない、③4小節目で引っかかる、といった有様…。




①と②はこの曲の課題だと思って、少し意識的に練習しようと思う。③は普通に?弾けないだけなので繰り返し練習あるのみ…。

上の①の課題とも共通する和音の問題は、次の "Poco Meno Mosso" の部分でさらに大きくなる。ここは和音をきれいに弾けなければ曲にならない。




《Piano Lesson:和音の弾き方:基礎》あたりを復習して「タッピング」「ヴォイシング」の練習をしようと思っている。

理想は、旋律以外の伴奏和音の部分は淡々と柔らかく控えめな音で一定のリズムを刻む。その上で、旋律が別の手で弾いているように歌う。まぁ、あくまでも「理想」…(^^;)。


で、もっと大きな課題が B パート。問題は、もちろんスピード!テンポ!

いま使っている楽譜のメトロノーム記号には、なぜか「♩.=108=112」と2つの数字が並んでいる。この意味は調査中だが、プロの演奏を聴くとみんな速い!バレンボイムもブレンデルもポリーニも…。




音形としては割とシンプルなので、一生懸命頑張ればプロの半分くらいのテンポでは弾けるようになる?…といいなぁ…。

と思ったのだが、問題は「指使い」がなかなか定まらないこと。ゆっくり弾いてこれでいいかなと思って、少し速く弾くとうまくいかなかったり、弾くたびにいつのまにか違う指になっていたり。

家にある別の楽譜と見比べると、書いてある指使いは微妙に違っていて、私が「これでいいかな」という指使いとも違っていて…。

まぁ、これはもう少し時間をかけて、私なりの「正解」(自分の指の形や弾き方のクセにあった指使い)を見つけていくしかないだろう。


以上、練習の「近況」としてはこんな感じ…。

よく知っている曲なので、どうしてもプロの演奏のイメージが頭にあって、それとの「乖離」があまりに大きすぎる、というフラストレーションも含めて、今回は出だし好調とはなかなか言えないようだ…。



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