ちょっと面白いものを見つけた。"Klassik Underground"(アンダーグラウンド・クラシック)というものだ。
この "Klassik Underground" というのは、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の女性ヴィオラ奏者、Tahlia Petrossian という人の発案によるもの。
Gewandhaus(ゲヴァントハウス・コンサート ホール)でコンサートを行ったソリストを、隣にある Moritzbastei Club(モーリッツ・バスタイ・クラブ)に連れて来て、室内楽とかを楽しみましょう、という "cool!" な企画らしい。
「コンサートついでに、隣のクラブでミニコンサートやらない?」というノリのようだ。ソリスト以外の演奏者はゲヴァントハウス管弦楽団のメンバー。
これまでに出演したソリストは、Leif Ove Andsnes(アンスネス:Pf)、Anne-Sophie Mutter(ムター:Vn)、 Kirill Gerstein(ゲルシュタイン:Pf)など、なかなかの人たち。12月はヴァイオリニストの Joshua Bell が予定されている。
その様子は"Klassik Underground"サイトの Media コーナーに写真とか動画が載っている。
YouTube にもチャンネルがあるし、"Klassik Underground" で検索すると、いくつかの動画が出てくる。
例えばこれ(↓)は、今年の2月25日にアンスネスが、少しトークしたり、ブラームスのピアノ四重奏曲(No.1)をゲヴァントハウス管弦楽団のメンバーと一緒に演奏したりしている動画。
この「実験」は好評のようで、ゲヴァントハウスは資金を集めて公式なものにしようとしているとのこと。
クラシック音楽が長期低落傾向にあるなかで、これはちょっと面白い試みかもしれないと思った。「気楽に楽しむ」と「本格的なクラシック音楽」と「大人の時間」とが融合している感じ…♪
やっぱり「変革」はアンダーグラウンドから、なのかな…?
日本で「気楽に」というと、ともすればあまり有名でない演奏者が出て来て、ありきたりな曲目でお茶を濁すという印象があるが、さすがヨーロッパは違う!…というのは言い過ぎか?
ちなみにチケット代は、次のジョシュア・ベルの場合11ユーロ(1,300円くらい)。でも、それ以外におそらくクラブ代(飲食代)がかかるのだろう…、たぶん。
開始時間は 22:30 で(日本だと帰りの電車時間を気にしながら?)、曲目はメンデルスゾーンの8重奏曲とある。ん?1曲だけ??
日本でも、N響あたりでやってみればいいのに…。
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