2016年11月10日木曜日

ラクに弾く「基本」が出来てなかった…(^^;)!

一昨日、 『シーモアさんと、大人のための人生入門』という映画を見た感想を書いた。


映画の内容についてはあまり触れなかったが、実は、ピアノの弾き方についても色々と参考になることが多かった。


その中で妙に記憶に残っていたのが、マスタークラスで、ピアノを弾いている生徒さんの両肩にシーモアさんが後ろから手を乗せるシーン。

その生徒さんは、盛り上がる箇所で少し肩が上がるクセがあるというので、シーモアさんがそうしていたはずだ。その時は、上級者でもそういうことがあるのか…ぐらいに思って見ていたと思う。

ところが!…昨日練習しているときに、突然そのシーンを思い出してしまったのだ。難しいところの練習をしていると、いつの間にか自分の肩も上がっているではないか!!


実は、今年の目標の一つに「ラクに弾く」というのを入れている。で、それが少しはできるようになってきたかも…と思っていたので、この事実に気づいたのはちょっとショックであった…。




手首と指とをできるだけラクに弾けるような形にして、打鍵そのものもできるだけラクに弾く、ということを意識しながらやってきたつもりだった…のだが…(^^;)。

手首と指に意識が集中しているうちに、その一生懸命さが、知らないうちに肩を上げていたのかも…。「肩・上腕・肘・前腕・手首・指」の一連のつながりをラクにしなくてはいけないのだろう、きっと。


ところが、やってみると、これが意外に難しいのだった。

肩をストンと落とした状態で、例えば4音の和音が連続する箇所(例:下の楽譜の左手)を練習してみる。出来ないことはないのだが、なんだかヘンな感覚で落ち着かない。

例えば手首や腕を上げる場合、肩は支点としてじっとしていればいいはずなのだが、少し上に動こうとする。それを我慢すると、いつもの動きと違うせいなのか、妙な気持ちである。




形として出来るかどうかより、その感覚に慣れる必要があるのかも知れない。

ちなみに、ピアノを弾く形(姿勢)としては、島村楽器のブログで見つけた「ピアノを弾く時の正しい姿勢(フォーム)について」という記事が、写真入りで分かりやすかった。

「5.肩が上がっていませんか?」という項目もある。

「肩が上がると腕全体に力が入り、思うような音色が出せません。力を抜いてリラックスしましょう。」


そうですね…。リラックスして、基本からやり直しだ…!



【関連記事】
《「シーモアさんと、大人のための人生入門」名曲のような映画 ♪》


  にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ 

0 件のコメント: