先日、《「ピアノの練習」"PRACTISING the PIANO"というサイト》の記事を書いていて思い出したのが、ラン・ランがピアノ教育ビジネスに投資・支援するという記事(↓英語)。
The ONE Music Group というベンチャー会社が、The ONE Smart Piano と The ONE Light keyboard という2種類の電子ピアノ/キーボードを出しており、そこにラン・ランが公式の投資家・サポーターとして参加する、ということのようだ。
で、この「スマートピアノ」だが、タブレットなどに専用のアプリを入れて、このピアノにつなぐと、楽譜が画面に表示されて、次に押すキーを鍵盤の上についているLEDランプで知らせてくれるもの。画面にも、弾く音符に色がついて進んで行く。
スマートピアノがどんなものかは、この記事(IT系日本語記事)でおおよそ分かる。昔からよくある方式だが、これで弾けるようになるとは到底思えない。まぁ、入門編としてはいいのだろう。
それはさておき、この専用アプリ(無料)がなかなかよくできている、というかコンテンツ(ネットからダウンロード)が豊富である。
楽譜も無料のものだけで数千曲あるようだし、ビデオレッスンや学習ゲームもある。ビデオレッスンはまだ入門編しかないが、そのうちラン・ランのマスタークラスみたいなものも出てくるのかも?
曲目は、クラシック、練習曲(バイエルなど)、ジャズ、トラディショナル(クリスマスソング)、有料(別途ダウンロード)というジャンルに分かれている。
このアプリはスマートピアノを持っていなくても使える。楽譜を追いながら演奏してくれるので、曲の確認とかちょっとした楽譜(を見る)アプリとしても使えそうだ。ビデオは英語なのでちょっときつい(語学練習にはなる?)。
実は、この「スマートピアノ」も"PRACTISING the PIANO" と同じ INDIEGOGO というサイトで資金調達をしており、予定の18倍の $464,583(5,200万円以上)を集めたらしい。人気があるようだ。
商品はすでに The ONE のショップで売っている。The ONE Smart Piano が $1,499.99、Light keyboard が $299.99 である。
日本で売ってるのか調べてみたら、アマゾンに Light keyboard があった。¥61,800 とかなり高いが…(並行輸入だから?)。
※追記@2023/02/27:現在、在庫切れ。代わりに下記の製品があった。The ONE 自体はまだ生き延びているようだ…。
それにしても、"PRACTISING the PIANO" サイトといい、このスマートピアノといい、これからのピアノ学習はネット、アプリ、電子キーボードなどを使ったものになるのだろうか?
初心者の大人が趣味で楽しみながら練習するとか、幼児がトイピアノを弾く代りくらいの入門用とか、一定の範囲はこんな形になるような気もするが…。
とりあえずは、曲探しにこのアプリを使ってみようかと思っている。
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