2016年2月29日月曜日

近況:繰り返し練習にも2つの種類がある、これを意識すべし!

一応、毎週月曜日に「近況」記事を書くことを「ルーティン」にしていたつもりだったが、ここ数回はずれてしまっている。練習の方にあまり進展がないことが、たぶん主な理由だ。

今日は、たまたま月末ということもあり、この1カ月を軽く振り返り、現状を確認し、これからの練習の方向・やり方を考えてみようと思う。「節目」みたいなものである。


まず、 [練習履歴] で、バッハのフーガ(平均律第2巻第7番 BWV876)の練習状況を確認してみる。

最初の記事(2/2)をみると、フーガは自分にとってかなりの「チャレンジ」であることは認識しているものの、かなり甘かったことが分かる。3つのメニュー(↓)は欲張りすぎだ。

①新曲:バッハ平均律第2巻第7番フーガ BWV876
②継続:バッハ平均律第2巻第12番プレリュード BWV881
③探り弾き:いろいろ


当然のように、2月8日の記事で、③の探り弾きは断念。ちなみに②はいまも細々と続けている。①は譜読み、とくに指使いを決めるのに手間取っている。

次の近況報告(2/17)《フーガの難しさの原因さらに2つ発見!?》までに、難しさの原因を洗い出している。

・指が届かない
・左右の指の交代
・指の置き換え
・指を離すタイミング

もちろん、その前に「4声のフーガ」という基本的な難しさはあるのだが…。ここで、すでに1カ月で終わることを諦めて、3月末くらいまで延長することにしている。(まぁ、想定内かな…)

で、最新記事(2/25)はほぼ愚痴である…。練習が「佳境(ヤマ場)」と言えば、聞こえはいいが…(^^;)。


さて、現状である。

一言で言うと、指使いを確定して、覚えの悪い我が指(と脳みそ)に毎日特訓?をしている、といった感じだろうか。珍しく、4週間も経つのに、いまだに暗譜できないでいる。何とか半分くらいは覚えているのだが…。やはり、フーガは暗譜しにくいのだろう。

練習方法は、基本的には両手での部分練習。ある程度弾ける範囲は4〜8小節単位、弾けないところは相変わらず1小節単位。弾けないところは、4小節くらいの片手練習もときどき…。

まだまだ「弾き込み」できる段階に達してないので、しばらくは同じような練習を繰り返すつもりである。


なのだが、最近この方法で弾けるようになるのだろうか?という疑問を少し感じている。「方法」なのか「集中の仕方」のようなものなのか…。考えたくはないが「能力(の衰え)」なのか…。

方法としては、それほど大きく間違っているような気はしない。楽器でもスポーツでも「練習」はほとんどが繰り返し練習である。ただし、繰り返しにも2種類あるような気がする。


スポーツでは、一つの動作を繰り返しながら、一番適した動かし方やコツを探っていく。最適と思われるパターンが見つかったら、それを体に覚えさせるために同じ動きを繰り返し、精度を上げていく。その後、実戦の中で確認しながら、必要であれば修正を加える。

つまり、最適パターンを探る段階と、最適パターンを体に覚えさせる段階の2種類だ。

ピアノの練習も同じだとすると、私の今の繰り返し練習は、この2種類が混在している。ある程度弾けるところは「体に覚えさせる」段階、弾けないところは「最適パターンを探る」段階。


…と自分で書きながら、もしかするとこの2種類の練習をごっちゃにしているのが、私の疑問(不安)の原因かもしれない、と気付いた。

つまり、弾ける部分はあまり考えずに同じ弾き方を繰り返す(指に覚えさせる)ことが大事。一方、弾けないところは、単純に繰り返すだけではなく、意識的に一番いい(ラクな)弾き方を探りながら繰り返すことが大事。…ということではないだろうか。


なんか、久しぶりに希望の光?が見えてきたような気もするゾ…。これが「逃げ水」のようなマボロシでないことを祈りながら、今日も頑張ってみることにしよう ♪



【関連記事】
《近況:バッハのフーガ(平均律2巻7番)佳境?》


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