■メトネル:基本情報
ニコライ・カルロヴィチ・メトネル(ロシア語:Николай Карлович Метнерニカラーイ・カールラヴィチュ・ミェートニェル;ラテン文字表記の例:Nikolai Karlovich Medtner、1880年1月5日モスクワ - 1951年11月13日ロンドン)は、 ロシアの作曲家、ピアニスト。
モスクワ音楽院でピアノを専攻、1900年に金メダルを受賞して卒業後、ピアニストとして活動を始める。のちに、恩師タネーエフの勧めもあり、作曲も本格的に開始。1909年に母校のピアノ科で教授を務めるも、多忙により翌年辞任、1914年に復職。1916年には、作曲によりグリンカ賞を受賞。
前途洋洋に思われたが、1917年にロシア革命が勃発。しばらくはソ連に留まっていたが、やがて友人であったラフマニノフのように、演奏旅行の名目でロシアを出国。亡命の意図はなかったが、1927年の演奏旅行以外に、ついに母国に戻ることはなかった。
1925年、パリに定住したが、フランス六人組やストラヴィンスキーが主導権を握る、第一次世界大戦後のフランスの音楽界になじめないものを感じていた。それでもロンドンに落ち着くのはようやく1936年のことであった。
メトネルの作品から聴こえてくるのは、伝統的とさえいえるイディオムで描かれたドイツ後期ロマン派直結の優美な響きである。モダニズム、前衛という括りから逃れ続け、伝統的手法で現在を描き出そうとした点で独特の存在であったというべきであろう。
※主な出典:wikipedia、ピティナ
■メトネル:リンク集
・ニコライ・メトネル(wikipedia)
・ピティナ/ピアノ曲事典/作曲家/メトネル Medtner, Nikorai Karlovich
・"www.medtner.org.uk"
■メトネル:楽譜
・メトネル 忘れられた調べ 第一集 作品38
・メトネル:「忘れられた調べ 第2集」 Op.39 より 悲劇的ソナタ
・メトネル ソナタ回想
■メトネル:CD
・メトネル:作品集(2)
・メトネル:作品集(3)
・メトネル:ピアノ協奏曲第1番, 第3番