当時の物価の一端が見えるのだが、その安いこと…(^^)!
まぁ、当時(50年ちょっと前)は大学生だったので、大学の学食(学生食堂)とか学生相手の安い定食屋を利用していたはずなので、一般的な値段よりは安いと思うが…。
それでも、今の値段からすると 1/5 とかになるのかな…?
あと、散髪代が 350円。これだと 1/10以下になりそうだ。
あと、散髪代が 350円。これだと 1/10以下になりそうだ。
このほかにも例えば、北杜夫の『牧神の午後』という本を 430円で買っていたりする。高校生の頃から北杜夫の本はよく読んでいて、とくに「どくとるマンボウ」シリーズ(エッセイ集?)は大好きだった ♪
ちなみに、『牧神の午後』をアマゾンで見てみると、古本しかなくて 1円とかで出ている…(^^;)。写真の表紙を見ると「580円」(1975年)と書いてある。
そういえば、この頃は無駄に?たくさんの本を読んでいて、今思うと「なんで?」と思うような哲学書だったり、小説や詩集を読んでいたりする。工学部だったのに…。
そういう時代だったのか、私が変わっていたのか? たしかに若干「文学青年」みたいなものに対する憧れはあったかも知れない…(^^;)。
就職が決まって、下宿を引き払うときに古本屋に本を持っていったら、かなりの額になって驚いた(喜んだ ♪)ことを覚えている。
ちなみに、クラシックやフォークソングなどの「LPレコード」もある程度持っていたが、こちらは割と最近まで持っていた。下記はそれを処分したときの記事(2016年 2月)。
ピアニストとしては、リヒテル、クライバーン、ケンプ、ポリーニ(若い時の)などのレコードがあったが、これにはカミさんの所有物も含まれていた。
思い出話ついでに書くと、当時はアパートとかマンションではなく「下宿」に住むのが学生の標準的な暮らしであった。
私の場合、古い農家のような建物の広い土間の中に増築した 10部屋ほどの 4畳半の部屋の一室に暮らしていた。4畳半のうちの「半畳」は押し入れになっていたので、厳密にいうと「4畳の部屋」?
当時流行っていた「神田川」というフォークソング(南こうせつとかぐや姫)の歌詞には「三畳一間の小さな下宿」というのがあるが、まぁ、そんな感じだった…(^^)♪
その小さな空間に、机と本棚とステレオ、そして真ん中にコタツ…。
それにしても、古い日記をパラパラ見ていると、高校生・大学生というのは、本当に(今から思うと)取るに足らないようなことをあれこれと考えるものだと、つくづく思う。
もっと、自分の専門の勉強とか他のことに頭を使っていたら、今頃もう少しましな?大人になっていたかも知れない…(^^;)。
まぁ、「覆水盆に返らず」というのか、「後悔先に立たず」というのか、いずれにしても「後の祭り」である。まぁ、それぞれの年齢なりに一生懸命考えて生きていたのだろう。
…と、過去の自分を信じてあげたい…(^^;)?
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