2020年2月26日水曜日

新型コロナウィルスで今年のショパンコンクールは…?

新型コロナウィルスの状況によっては、ショパン国際ピアノコンクールの開催に影響が出るかも知れない。公式サイトに、予備審査のチケット販売停止の記事(↓)が…。

✏️Suspended ticket sales for eliminations




この記事(↓英語全文)は2月6日付で、「予備審査のチケット販売を一時的に中止する」と書いてある。理由は新型コロナのために飛行機などの移動手段に影響が出ていること。

予備審査は、ワルシャワで4月17日〜28日に予定されている。

The Fryderyk Chopin Institute wishes to inform you that the ticket sales for the preliminaries of the 18th International Fryderyk Chopin Competition are temporarily suspended. We consider postponing the preliminaries due to the problems with travelling via airlines in the world in the connection with the spread of coronavirus. We ask you to follow the website of the Competition, where we update the information.


この2日前には「新型コロナウィルスによる影響はない」という記事(↓)を出しているのだが、まぁ、状況は日々刻々と変わっているので予断は許さない。

✏️Chopin Competition not in danger due to coronavirus

この記事には、3月9日に予備審査の出場者リストを発表するときに、更新情報を知らせるとも書いてある。2週間近くの間に収束の方向が見えるとも思えないが…。

An update will be available when the list of artists who qualify for the preliminaries is announced March 9.


ちなみに、現時点ではポーランドでの感染者確認は出ていない。ヨーロッパではイタリアの 229人だけが突出している。




とはいえ、アジア圏からの参加者が多いショパン国際ピアノコンクールなので、影響は避けられないのではないかと心配している。

前回 2015年の予備審査参加者 160人のうち 48%にあたる 77人がアジアからの参加である。もちろん、ヨーロッパなどで勉強・活躍している人たちも多いので、必ずしも中国などから飛行機でやってくる訳ではないだろうが…。

〈2015年ショパン・コンクールへ日本人25人!〉


「…事前審査に進めるのは160人。そのうち25人が日本人である。15.6%なので多いほうだと思うが、中国の26人には及ばなかった。アジアからは他に、韓国から24人、台湾から2人となっている。77人、なんと48%がアジアである」


つい最近も、カナダに入国する際にユジャ・ワンがひどい目にあったばかりだ。ポーランドがアジア人の入国に厳しくならないとも限らない。

《ユジャ・ワンのサングラス:続報(心ない入国審査?)》


まさか、アジア人抜きで開催…という訳にもいかないだろう。



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