2020年2月24日月曜日

ユジャ・ワン、サングラスをかけてリサイタル!?

ユジャ・ワンが、先週金曜日のヴァンクーヴァーでのリサイタルで「サングラスをかけてステージに登場し、聴衆を無視した」といった出だしの記事(↓)を読んで、あれっ?どうしたんだろう?…と思ったのだが…。

記事によると、どうも「カナダ入国の際にトラブル」があったようだ。推測であるが、新型コロナウィルスと関係しているのでは?…と思った。

✏️Fury As Yuja, In Dark Glasses, Blanks Her Audience



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ニューヨーク在住のはずだが、ユジャ・ワンは中国人だ。世界各国でアジア人(とくに中国人と日本人)が入国禁止とかそれに近い扱いを受け始めているので、それに関連したトラブルであった可能性が大きい。

記事には、観客の一人として聴いていた指揮者の Tania Miller という人のレポートが載っている。

「サングラスをかけたユジャ・ワンは、ステージに出ると真っ直ぐにピアノに向かい、素早くお辞儀をしたかと思うと(観客を無視して?)すぐに弾き出した」そうだ。拍手にも応えず、ステージに戻ってこなかったらしい。

"When she walked out on stage with sunglasses and a direct approach to the piano, quick bow and immediate performance with no acknowledgement of the audience, I thought it was quirky. "


で、この人はあとでカナダ国境でのトラブルを聞いたようだ。

 "I heard later that she had trouble with the Canadian border getting into Canada. She was obviously angry." 

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一方で、Facebook には、困難な状況下でも演奏してくれたユジャ・ワンに対する賛辞もあった。

"We congratulate Yuja Wang for having the courage to play anyway on Friday in Vancouver, even under difficult circumstances."




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素早いお辞儀はいつものユジャ・ワンと同じだし、わりとすぐに弾き始めるタイプのピアニストなので、問題は黒いサングラスと態度だったのだろう。

カナダ入国のときに何があったかは分からないが、相当な怒りを感じながら演奏家としての最低限の義務を果たしたように読み取れる。

サングラスは、ウチのカミさんの推測によると「泣いて赤く腫れた目を隠すため」だったのではないか…。そうかもしれない。

最初の記事の Tania Miller 氏はユジャ・ワンの態度をたしなめるようなことを書いておられるが、私はむしろ上の Facebook のコメントの方に共感する。

責められるべきはユジャ・ワンではなく(彼女はむしろ被害者)、彼女をこういう状況に追い込んだ人たちだろう…。


続報:《ユジャ・ワンのサングラス:続報(心ない入国審査?)》

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それにしても、この新型コロナウィルスは本当に大変なことになってしまった。これまでの中国やWHOや日本政府の対応を見ていると、半分は「人災」のような気もする。

もう「自国ファースト」とか "Brexit" とか言っている場合ではない。世界はとっくにグローバル(地球全体が一つのシステム)になっている。

地球全体のことを考えて、世界が知恵を出し合ってすぐに正しい行動を起こさないともっと大変なことが起きるのでは?と危惧している。

愚かな政治屋たちに任せず、本当の専門家たちの「緊急対応チーム」や「新型コロナ撲滅ネットワーク」みたいなものが必要なのでは?

オリンピック、パラリンピック関係者も「中止は検討しません」とか「最後までマスクをせずに頑張ります」とか言っている場合ではない。

仮に?日本で開催するとしたら、そのためにどんな対策が必要なのか、どういう体制を整える必要があるのか、真剣に検討すべきだろう。もちろん「中止」も視野に入れて。

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おまけ。最初の記事が載った Slipped Disk サイト にはこれまでも、新型コロナによるコンサートのキャンセルなどの記事があったが、ユジャ・ワンの記事のあとにもスカラ座の閉鎖など2つの記事が載っている。

✏️Breaking: La Scala Is Shut By Corona Virus

✏️Just In: Second Italian Opera Is Shut By Virus


感染者数9人のイタリアでこういう措置がとられているのに、感染者数 763人(ダイアモンド・プリンセス号 634人、それ以外 129人)の日本が何もしなくて、大丈夫なのか!?

今日時点で、出演者の意思による公演中止はいくつかあるようだが、国内のホール側からの対応は見当たらない…。



【追記】2020/02/24 11:47

上に書いた「感染者数」は 日経新聞社のマップ(2/23)で見た数字なのだが、この数字は怪しい(古い)かも知れない。WHOの最新レポート(2/23)では次のようになっている。

各国 "Confirmed cases (new)"
中国:77,042人(650)
ダイアモンド・プリンセス:634人(0)
韓国:602人(256)
日本:132人(27)
シンガポール:89人(3)
イタリア:76人(67)

イタリアでは急に 67人も増えて、その結果オペラ劇場の休館を決めたと思われる。


【追記2】2020/02/24 14:07

午後のテレビでは、イタリアの感染者 152人(死者 3人)と言っていた。韓国とイタリアで、クルーズ船のような特殊要因のないところでどうやって急増したのか、今後の対策のためにも原因解明が急がれる…と思う。


【関連記事】
《ユジャ・ワン、グラモフォン・クラシック音楽賞 ♪》


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