そのトリオ・ツィンマーマンの編曲によるゴルトベルク変奏曲(J.S.バッハ)の弦楽三重奏曲というのを見つけた。聴いてみると、弦楽器ならでは響きがこの曲に合っていて、なかなかいい感じだ…(^^)♪
Trio Zimmermann の演奏を YouTube で探してみたが、残念ながら CD のプロモーション動画しかなかった…。CD のリリースは 2019年7月。
その代わりに見つけたのが Dmitry Sitkovetsky(ドミトリー・シトコヴェツキー)というヴァイオリニスト&指揮者が編曲したもの。実はこちらの方が元祖?で、けっこう有名らしい。ちなみにこの編曲版はグレン・グールドに捧げられている。
複数のグループが録音しているが、シトコヴェツキー自身も含む演奏がコレ(↓)。1985年の録音で、チェロにはミッシャ・マイスキーが入っている。ヴィオラはジェラール・コセ(Gérard Caussé)という人。
♪ J.S. Bach – Goldberg Variations for String Trio, BWV 988 (Transcription by Dmitry Sitkovetsky)
このトリオの演奏は CD にもなっていて、これもかなり有名なものらしい。
Goldberg-Variationen/ J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲(弦楽三重奏版)
ちなみに、ミッシャ・マイスキーは今井信子(ヴィオラ)、ジュリアン・ラクリン(Julian Rachlin、ヴァイオリン)と組んで、2007年にもこの曲を録音している。
GOLDBERG-VARIATIONS(弦楽三重奏版)
この CD の演奏は YouTube で聴くことができる。
Bach: Goldberg Variations | Version For String Trio, BWV 988 | "In Memoriam Glenn Gould"
弦楽三重奏版を聴いて感じたのは、この曲はもともと弦楽合奏用だったのでは?というくらい、弦楽器の響きとこの曲(の作り?)が合っているということ。
弦楽器ならではの弦の響きとか、音のふくらみとか、アーティキュレーションとか、ピアノ(鍵盤楽器)にはない魅力もあると思う。
逆に、ピアノで弾くときの参考にもなるのだろうと想像する。私は弾けないが…(^^;)。
シトコヴェツキーとトリオ・ツィンマーマンと、編曲としてどちらがいいか?というところまで判断できる鑑賞力は、私には残念ながらない…(^^;)。
今のところ、私の耳には編曲による違いより音(弦楽の音響)による違いの方が大きく感じられるようだ。その意味で、ほんの少しだけ Trio Zimmermann が好きかも知れない ♪
CD はコレ(↓)。
J.S.バッハ : ゴルトベルク変奏曲 (トリオ・ツィンマーマン編曲による弦楽トリオ版) [SACD Hybrid /Import /日本語帯・解説付]
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