前回のモヤモヤ記事?《ピアノに関する「モヤモヤ」は消えたのか?》に書いたように、以前の「モヤモヤ」がある程度解消(割り切り)できた代わりに、新しい「モヤモヤ」が出てきたのかも知れない…。
ちょっと頭を整理してみる。以前の「モヤモヤ」はこんな感じ(↓)。
- 練習が進まない、あるいは「頑張り」に比例した「上達」が感じられない
- 弾きたい曲の難易度が私の実力を大きく上回っている
- 「いい音楽・いい演奏」とそうでないものとは何が違うのか?
1. については「ピアノって簡単に上達するものではない」と割り切った。でも「大人には大人ならではの効率の良い練習方法があるはずだ」という信念?がくすぶっている…?
2. は永遠に解消しない問題なので考えないことにした。弾きたい曲はとりあえずチャレンジしてみるつもり。その結果、今ブラームスで相当苦戦しているが…(^^;)。
3. の「いい音楽・いい演奏」の結論は「自分の感受性を信じるしかない」ということ。感じ方や好みは人それぞれ…。「名曲」「名演」に感動しない人がいてもいい。
では「新モヤモヤ」とは何なのか?頭の中をメモ的に書き出してみる(↓)。
- ピアノを弾けるという感覚が分からない
- 弾きたい曲が減ってきた?
- 現代音楽や初めて聴く曲の良さが分からない
4. は《2018年 My Piano Life の目標 ♪》に書いた、「自分が音楽を奏でているという感覚」「ピアノを弾けるという感覚」を身につけるという目標に関する悩みである。
どうやって身につけるのか?という方法が見つからない…ということもあるが、そもそもどういう状態を目指しているのか?「ピアノを弾ける」ってどういうことだろう?という感じの「モヤモヤ」だ。
「演奏を自分がコントロールしている」「楽譜がなくても知ってる曲などを自由に弾ける」とか、一応の定義を試みてはいるが、自分の感覚としてしっくりくるものがない。
《空港ピアノ♪…》で好きな曲を弾けるというのも一つのイメージなのだが…。
5. の「弾きたい曲が減ってきた」というのは、けっこう大きな問題かも知れない。
もともとピアノ曲を聴くのが好きで、自分で弾けたら嬉しいと思って下手なりに練習を始めて、これまでは「自己満足」レベルではあるが「弾きたい曲が弾けた」という達成感を感じてきた。
聴きたい曲は今でもいろいろあるし、新しい曲を知りたいという興味もある。聴いて「いいなぁ ♪」と思う曲もある。…なのに、それが即「弾きたい」に繋がらない…(^^;)?
例えば、最近の例で言えば、《ズラータ・チョチエヴァ Zlata Chochieva っていいかも ♪》の記事を書いたときに聴いた曲はどれも「いいなぁ ♪」と思った。
ラフマニノフのピアノソナタ第1番と「音の絵」、そしてショパンのエチュードのうち何曲かは改めて「いいなぁ ♪」と感じた。だけど、なぜか「いいなぁ ♪」が「弾きたい」に結びつかないのだ。弾けそうもないというのもあるが…(^^;)。
6. の「現代音楽や初めて聴く曲の良さが分からない」というのは、3. で「いい音楽・いい演奏」は「自分の感受性を信じるしかない」と言っておきながら、自分でも「何言ってんの?」とも思っている。
でも、最近知った Piano Classics YouTubeチャンネル(↓)で、これまでに聴いたことのないリャプノフとかゴドフスキーとかの曲を聴いていると、直感的に「いいなぁ ♪」と思いつつ、頭のどこかで「ホントか?」という声がすることもあるのだ。
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要するに「自分の感受性」に自信がないだけなのかも知れない。あるいは、一つだけの演奏を聴いて判断することに躊躇する気持ちがあるのかも…。
これまでの経験で、作品でもピアニストでもそうなのだが、何度か聴いているうちに、最初思ったほど好きじゃなくなったり、逆にちっとも面白いと思わなかった曲が、ある演奏を聴いたとたんに大好きになったり…ということがある。
後者の例はシューベルトのピアノソナタとかシューマンの交響的練習曲とか…。
つまり、一度聴いたくらいでは分からないことも多いし、時が経って他の曲や演奏を聴くうちに最初の印象が変わるということもあるわけだ。
…ので、今日の「新モヤモヤ」を考えてみるセッション?はこれくらいにして、もう少し時間を置いてからまた考えてみようと思う…(^^)。
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