市民ホールのスタインウェイを試弾するために、以前練習した曲から4曲(↓)を選んで練習している。はっきり言って苦戦中。
- バッハ:フランス組曲 第4番 変ホ長調 から〈アルマンド〉
- ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」から 第2楽章 変イ長調
- シューベルト:3つのピアノ曲(即興曲)から 第2番 変ホ長調
- ドビュッシー:ベルガマスク組曲 から〈プレリュード〉へ長調
こんな難しい曲(箇所)よく弾いた(練習した)なぁ〜、というのが最初の感想であるが、それは練習すれば戻るだろうと、とりあえずは楽観している。
それよりも、いま一番の不安は「暗譜できないこと」。今まで「暗譜」に苦労したことはほとんどないのだが、今回はまったく頭に入っていかない。
まぁ、今回は4曲(25分)の量があるのと、二度目とはいえ、まだ練習を始めて1週間ちょっとなので、もう少しすれば覚えてくるのかも知れない。が、何となく不安…。
これまでの「暗譜」を振り返ってみると、譜読み段階で苦労して、音符の組み合わせや構造を考え、指使いを決めるのに四苦八苦しているうちに「自然に」?覚えていた、のではないかと思われる。
それに対して、今回はその「苦労」や「四苦八苦」が少ない分、頭に入っていかない?のかもしれない。
…などとブツブツ言っていたら、カミさんから「この際、楽譜を見ながらちゃんと弾く練習をしたらどう?」というご意見。まぁ、それも一理あるかも…。
私の場合の「暗譜」は、楽譜を見ながら弾くなんてことはできない(初見状態になってしまう)ので、音符をぜんぶ頭の中に入れて、そこから引っ張り出しながら弾いている感じ。
楽譜をおぼろげに?見て、次はあの部分・フレーズだと認識して、そのひとまとまりは指が自動的に?弾いてしまうような感じではない。(←上級者やピアニストが楽譜を置いて弾いているときの動作を勝手に想像…)
そういう弾き方ができるようになれば、課題としている「レパートリー化」、つまりいつでも弾ける曲をいくつか持つことにも道が開けるかもしれない。
ところで、この記事を書きながら、辻井伸行くんのショパンの協奏曲2番(先週のシドニーでの演奏)を聴いているのだが、彼の「暗譜」はどうやっているんだろう?
音楽の「音」そのもので思考しているはずなので、楽譜から音にするという感じでは、たぶんないのだろう。「譜」を覚えるのではなく、音楽そのものを記憶する、それをピアノで音にする、そんな感じなのだろうか…。
閑話休題、もう一つ思ったこと。二度目に練習してみると、当時「難所」指定して苦労していた箇所がわりと弾けたりして、嬉しくなったりすることもある。一方、別の難しさを発見?したりして、あれっ?こんなに難しかったっけ?と思ったりもする。
上達したのかしてないのか?よく分からないが、一応すこしは上達したことにしておこう。上達したために見えてくる「難しさ」もきっとあるに違いない…(^^;)。
という感じで、すでに6月に入ったので、すこし頑張らなくては!と思っているところだ ♪
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