その中で 9人目に聴いた Eloïse Bella Kohn(エロイーズ・ベラ・コーン)という、フランスの美人ピアニストがちょっと気に入った。容貌でなく、ピアノの演奏が…(^^;)。
© Andrej Grilc |
OPUS KLASSIK賞の 3部門(器楽奏者、若手アーティスト、器楽ソロ録音)にノミネートされたのは、ドビュッシー没後100周年の 2018年にリリースされた "Claude Debussy: Preludes" (ドビュッシーの前奏曲集)。このピアニストの 1st アルバムだ。
Claude Debussy: Preludes
このアルバムは、ありがたいことに YouTube で全曲聴くことができる。
♪ "Claude Debussy: Preludes"
クリアな音で、全体的になかなかいいドビュッシーを聴かせてくれる。
まぁ、欲を言えば、もう少し音色にメリハリをつけてほしいようなところもある。鋭い音はもっと鋭く、フワーッとにじむ響きはもう少し柔らかく…。
とはいえ、十分に「お気に入りピアニスト」の候補には入る。もう少し他の曲(後述のバッハとか…)を聴いてみたいと思う。
ドビュッシーより気に入ったのは、実はバッハ。いま私が練習しているイギリス組曲第2番のプレリュード(↓)がとてもいいのだ。美しい音で実に優美 ♪
ただ、残念ながらプレリュードしかなく、練習中のブーレは見当たらなかった。
♪ Bach - Prélude de la suite anglaise en la mineur BWV 807 - Eloïse Bella Kohn
もう一つ、ベルクのソナタも良かった ♪
♪ Berg : Sonate op. 1 (Eloïse Bella Kohn)
Eloïse Bella Kohn(エロイーズ・ベラ・コーン)は、1991年パリ生まれで、ピアノを始めたのはヤマハ音楽教室で 4歳から。音楽教室というのは何だか親しみを感じる…(^^)。
でも、そのあとがすごい。パリ国立高等音楽・舞踊学校で師事したのは。ミシェル・ベロフ、エリック・ル・サージュ、デニス・パスカル、ダヴィッド・フレイ、ピエール=ローラン・エマールという錚々たるピアニストたち。
エロイーズ・ベラ・コーンのやや硬質の美しい音の響きや、現代音楽への取り組みなどはエマールさんの影響なのかなとも思う。
公式サイト(↓)によると、得意な曲目として、バッハのゴルトベルクやベートーヴェンの後期ソナタが含まれるようなのでぜひ聴いてみたいと思う。
✏️Eloïse Bella Kohn 公式サイト
✏️Eloïse Bella Kohn Facebookページ
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