✏️10月に日本でピアノの国際コンクールあります
えっ!何だろう?と思って読んだら「ジャパン・ピアノ・オープン国際フェスティバル&コンペティション」というもので、今回が第2回目となるコンクールのようだ。
"Japan Piano Open" というのは何だか国際スポーツ大会みたいな名前だが、あまり知られていない(たぶん?)わりには賞金額が高い。1位で €30,000(約380万円)なので、ショパン国際ピアノコンクールと同額だ…。
しかも、5名のファイナリストにはマルタ国際ピアノコンクール(2021年)への出場権が与えられるのだが、ここで優勝すると €100,000(約1,220万円)の賞金と、同額分のコンサート開催が授与される。
このマルタ国際ピアノコンクールは、2年かけて世界 14都市でジャパン・ピアノ・オープンのようなコンクールが行われ、そのファイナリスト 70人がマルタに集結して競うという大掛かりなもの…(^^;)。
面積、東京23区の半分、人口 40万人のマルタ共和国のどこにそんな力があるのだろう?
どんなピアニストが参加しているのか気になったので、第1回の情報を探してみた。
公式サイトにはあまり情報がなく、ニュース記事があった。
✏️Malta International Piano Competition 2018 awards top prize of €100,000
これによると、1位がウクライナ/オーストリアの Anna Ulaieva、2位が日本の太田糸音さん、3位が中国の Yongqiu Liu となっている。日本人が入賞しているとは知らなかった…。
あと、下記の YouTubeチャンネルにコンクールの動画もあがっていたのでざっとみたが、知っている名前で見つけたのは Jurinic Aljosa くらい。
🎦Malta International Music Festival
それよりも興味を引いたのが、当時の太田糸音さんのツイート(↓)。
音楽祭のコンサートでまさか聴けると思っていなかった3人。ルガンスキーのパガ狂、ヴェンゲーロフのチャイコン、そしてソコロフのリサイタル…!ソコロフの演奏を聴けたことが感無量。シューベルトOp.142を終えた後アンコールの1曲目にシューベルトのOp.90-4が始まった瞬間涙が溢れた… pic.twitter.com/DgFSJFshYQ— 太田 糸音 (@shion_ota) 2018年4月30日
ルガンスキー、ヴェンゲーロフ、ソコロフ…、なんと豪華な…(^^)♪
調べてみると、たしかにフェスティヴァルには有名ピアニストが登場している。
2017年には、ソコロフ、セルゲイ・ババヤン、アンドレイ・ググニンなど。
2018年には、ソコロフ、ルガンスキー以外にも、デニス・コジュヒンの名前が。
2019年には、エレーナ・バシュキロワ(バレンボイムの奥様)、フィリップ・コパチェフスキー(チャイコンに出ていた)、Ingolf Wunder(後述)など。
2021年の春にはマルタ観光でもするか…(^^;)♪
おまけ。このコンクールではアレクセイ・ショー(Alexey Shor、ウクライナ、1970〜)という作曲家の "Childhood Memories Suite" という作品が課題曲になっている。
その楽譜が PDF で公開されている(↓)。"copyright" 表記はしてあるが、こうやって見ることができるのはとても嬉しい。
✏️Alexey Shor's Scores
で、どんな曲なのか聴いてみようと思って YouTube を探したら、今年のフェスティヴァルに登場した Ingolf Wunder の演奏動画があった。14曲からなる組曲だが、ちょっといい感じの曲もあった ♪
♪ "Childhood Memories" (complete) performed by Ingolf Wunder
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