しかもポチポチとしか進まないので旋律がよく分からない…(^^;)。
ついでに言うと(グチると…?)、メロディー部分の半音階の指使いにも苦戦中である。
例えば上の 2段目の 1小節目は、いろいろ試した結果「(3)-2-3-4-3-4」と変則的?な指使いに仮決めしてあるが、これでいいのかどうか? あとで、家にある音楽之友社の楽譜(安川加寿子 校註)と「答え合わせ」をしてみようと思っている。
…ということで、現在この部分の譜読み&指使い決めを中心に進めているが、こういう部分は、暗譜をして指使いが安定してくれば何とか弾けるようになるのではないかと、今のところ楽観視している。
逆に、過去の練習の経験から言うと、「難所」とかそれに準ずる箇所というのは結局最後までうまく弾けないことが多い。なので、今回はそういう箇所を先回りして反復部分練習をしておこうと思った。
今のところ目についたのは、上の楽譜の転調する少し前にある "léger"(32分音符)のところくらい(↓)。速いのと、左手-右手-左手となるのと「優美に軽く」というので、苦手パターンの代表みたいなものだ。
ちなみに "léger" は "leggiero" の略だと思っていたら、ちゃんとしたフランス語だった。意味はイタリア語と同じで「優美に軽く」なのだが、読み方は「レジェ」。
《フランス語の音楽用語:ドビュッシーを弾くために》に追加しておいた。
ついでに、その直前にある♭付き「ミソシド」の和音も左手-右手-左手となるので、これも先行練習項目とした。さらについでに、曲の最初のテーマはほぼ下記 (1) の音でできているので、この音の構成(と手の形)に慣れるために練習項目に入れた。
…という感じで、進み方はまずまずだと思うのだが、気になっていることが二つある。
一つは、《フランス語の音楽用語:ドビュッシーを弾くために》を書いたときに調べていて驚いたのだが、速度(ルバート)関連の指示が半端なく?次々に出てくるのだ。
「直ちに遅く」「速めて」「だんだんと遅く」「生き生きと速く」「前よりもっと」…等々。最後は「さらにさらにゆっくり小さく、消え入るように…」…。
ルバート頻出の曲だとは分かっていたが、こんなにたくさん作曲家自身が指定しているというのは…。自由に(好きなように)ルバートではないのでちょっと気が重い…(^^;)。
もう一つは、曲全体の構成がよく分からないということ。最初に聴いたときは、大まかにいうと三部形式みたいなものか、あるいはその変形なのかな?と思っていたのだが…。
譜読みしながら楽譜を見ていると、思ったより長いし、思ったより複雑な気もする。
ネットで解説記事などを探してみたが、「微妙な節回し」とか「mollとdurの世界を揺れ動く」とか「計算され尽くした即興性」とか「優雅で洗練された」とか、雰囲気を伝える内容が多く、アナリーゼみたいなものは見つからなかった。
まぁ、もう少し譜読みが進んでから自己流「なんちゃってアナリーゼ」(練習のためのブロック分け)をやってみようとは思っている。
…まずは、♯ 3つに転調した部分の譜読みを乗り越えなくては…(^^)♪
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