最初の頃は、家に楽譜(本)がある場合そのまま使っていたが、何となく直接書き込むことに抵抗感もあり、途中からコピーして使うようになった。
それに、めくれないように「重し」(分厚い別の楽譜など)を置いたりするのも面倒なのだ。世の中には楽譜固定用のクリップ(↓)みたいなものがあるようだが…。
ウチのカミさんのように、小さい頃からピアノを習っていたり、ピアノを教えたりという経験のある人は、本になっている楽譜に書き込むことに抵抗がないようだ…。
私にも「どんどん書き込んでいいわよ」などと言うのだが、これまでの人生で本に書き込みしたのは教科書くらいしかない私にとっては、ちょっとした気持ちのハードルみたいなものがあるようだ。
で、印刷した楽譜に好きなだけ書き込むのは、それなりに楽しかったりする。下の写真は「レントより遅く」を練習し始めて 2週間くらいのもの。
最近は、家に楽譜がある場合でも、IMSLP(ペトルッチ楽譜ライブラリー)からダウンロードして、それを印刷して使うことが多い。本になった楽譜をきれいにコピーするのはなかなか簡単ではないので、デジタルになったものを印刷した方が手っ取り早い…。
私の場合、「原典版」とか「ウィーン版」とかいった「エディション」にこだわるほどのレベルでもないので、単純にできるだけ見やすいものを選んでいる。
今回、ドビュッシーの「レントより遅く」で使っているものは、指使いやペダルなど奏法に関する指示がまったく入っていない「白地図」みたいな楽譜で気に入っている…(^^)♪
《▼ドビュッシー「レントより遅く」指使いの修正 ♪》
紙に印刷して使う利点としては、バラバラなので、譜面台に好きなように並べて使うことができることがある。3〜4枚横に並べられるし、暗譜してないページだけ置いておくような使い方もできる。
また、外に持ち出すときも軽くて便利だ。
それと、練習し終わった楽譜は、ポケット式のクリアフォルダー(こんなの↓)にファイルするようにしているので、これまでに練習した曲集が出来上がるようになっている。
…最近あまり整理してないので「曲集」の体をなしていないが…(^^;)。
困ることとしては、エアコンの風で飛んでしまうことがあること。まぁ、微風にしたり風向きを変えたりすることで何とかなるのだが…。
あと、ピアノソナタなどの一つの楽章だけをとりだして弾いたりしているので、作曲者名と作品名を手書きで書いておかないと、あとで何の曲だか分からなくなる可能性もある。
まぁ、だいたい覚えてはいるけれど…。
なので、楽譜を印刷したら、練習開始の日付と作曲者名・作品名、それからページ番号は必ず記入することにしている。
おまけ。IMSLP を使っていると、なかなか便利なこともある。
例えば、装飾音符の弾き方を悩んでいるときに、細かい音符で注釈を載せている楽譜を探すと、とても参考になることがある。
下記はその一例。「悲愴ソナタ」の第2楽章の装飾音符の注釈を集めたら、こんなにたくさんあったのだ。
〈ベトソナ第8番第2楽章の装飾音符の弾き方 ♪〉
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