ちょっと前のモヤモヤ記事(↓)で「最近あまり新しい作曲家やピアノ曲を聴いていない」ことに思い当たったと書いた。
で、自分が練習する「弾きたい(&弾けそうな)曲」を探すことも含めて、少し意識的に色んなピアノ曲を、とくにこれまで聴いたことのない曲を探して聴いてみることにした。
問題は「探し方」。YouTube にしろ NAXOS にしろ、探すときは「検索」が基本になる。
…が、よく言われることだが、辞書や検索で探せるものは「すでに知っている語彙」の範囲に縛られてしまう。なので「遭遇」とか「セレンディピティ(serendipity)」の可能性はあまり大きくはない。
最近は「関連動画」とか「これもオススメですよ」とか、似たような選択肢を提示してくれるので、少しは「遭遇」のチャンスもあるのだが、それでも最初の検索語や選んだモノの類似・関連の範囲でしかない。
なので、ピアノ曲の探し方のヴァリエーションを増やしてみようと思った。現在、音楽を聴くときのソースを、なんとなく頻度の多い順に並べてみると…。
①YouTube
②NAXOS(CDライブラリー)
③ストリーミング配信(コンクール等)
④TV(「クラシック音楽館」等)
この中でダントツに多いのは①の YouTube。②の NAXOS はときどきくらいで、③はコンクールのある時期に限られる。④は一応録画しているが、ピアノ協奏曲などがあれば聴く程度である。
そのほか、頻度は極端に下がるが、次の2つがある。
⑤自分の持っているCD
⑥IDAGIO
⑤はまれに聴く程度。⑥の IDAGIO は、ポゴレリッチが18年ぶりに録音したものが「IDAGIO限定」で出るというので、昨年無料会員に登録したものだ。当初は面白がって使っていたが、そのうち使わなくなってしまった。結局、有料会員にならないといいものは聴けない。
こう見てくると、音源の豊富さから言うと、ソースとしてはやはり YouTube と NAXOS がメインになりそうだ。あとは「探し方」ということになる。
「検索」と「関連動画」などで手当たり次第に聴くというのもあるだろうが、色んなピアニストがリサイタルでとり上げている曲なども参考にしようかと考えている。
あと、今回新たに無料会員に登録してみたのが Medici.tv。コンクールのときは何度かお世話になっているが、これに登録するとある程度のライヴ配信などが聴けたりするようだ。実際に使ってみるのはこれから。
Medici.tv では、例えば今やっているヴェルヴィエ音楽祭(今日まで?)のストリーミング配信をやっていたりするので、日本ではなかなか聴けないピアニストやピアノ曲と出会えるかも知れない。
それから、以前「現代ピアノ曲」をもっと知りたいと思って探したことがある(↓)が、今回はバッハ以前から現代まで幅広く聴いてみたいと思っている。
また、小川典子さんが言われていた「やはりピアニストはベートーベンからシューベルト、シューマン、ブラームスあたりまでの作品に戻っていく」(↓)という意見にも一理あるとは思うが、むしろそこからいかに「発展的に」踏み出すかということが大事なのではないかと思っている。それを「聴く側」から追求したい、と言ったら少し大げさになるが…(^^;)。
まぁ、楽しみながらボチボチと…(^^) ♪
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