結果をみると、アレクセイ・メリニコフ、ダニエル・シュー、アレクシーア・ムーサの3人は、私の好みから言っても順当だと思う。アレクサンデル・ガジェヴは落ちるかと思っていたのだが…(ペトルーシュカだけはなかなかの演奏だったけど…)。
あとの2人(ロマーン・ロパティンスキーとフロリアン・ミトレア)はノーマークだった。録画で確認してみたら、ロパティンスキーは1次で聴いていて好みじゃないと判断していた(三輪眞弘さんの曲はいい感じで弾いていた)。ミトレアはちゃんと聴いてないかも(ドビュッシーの「花火」はきれい)。
日本人が一人も残らなかったのはちょっと残念だが、まあ妥当な判断だろう。ロシア勢も結局はメリニコフ1人となって、なぜかホッとしている。
今回も発表をライブで見たのだが、講評はなくファイナリストの発表(と記念撮影)だけ。その代わり?海老審査委員長とファイナリストの記者発表があった。大した内容ではなかったが、記者からの質問が面白くなかった。
とくに、月間「ショパン」の記者からのムーサさんに対する質問「ショパコン(の敗退)から浜松国際までどう立て直したの?」はいただけなかった。ムーサさんはショパコンの2次で落ちていたようなのだ。そんなところついてどうするの?練習したに決まっているでしょ!
最後の青澤さん?(音楽評論家の?)の質問も答えようがないだろう…。
「ファイナリスト全員がロシアの作曲家のコンチェルトを弾きますが、予想されてましたか?→海老委員長」
海老ちゃんも困って、
「まったく知りませんでした。日本人作曲家の曲も選ばれるようになるといいのですが…」
と、なんだかトンチンカン?な答えだった。個人的には「日本人作曲家の曲も…」には賛同しますが…。
ということで、5日・6日にファイナルのコンチェルトがあって、最終結果が決まる。上のコメントにもあるように、全員がロシアの作曲家の曲を弾く。ラフマニノフが3人、プロコフィエフが2人、チャイコフスキーが1人。
曲目を眺めていると、それぞれが当然ながら得意とする作曲家を選んでいるようだ。あまり好みではない候補者も、例えばロパティンスキーもラフマニノフの3番だと本領発揮という予感もする。…ので、私の鑑賞眼(耳)レベルではまったく予想ができない。
まぁ、ムーサさんでも応援するか。昨日の記者会見のはっきりしない喋り方や風貌が、なんとなくアルゲリッチを思わせて、好感度アップなので♪ 記者のつまらない質問には結果で応えてほしい、という気もするし…。
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