2023年2月26日日曜日

▼随想的近況:現代ピアノ曲 C.Vine "Chorale" をやってみることにした

ふと気がつくと、ベートーヴェンの「月光」ソナタを終えたあとに「選曲週間」を始めてから、2週間近くが経ってしまった。全体的にちょっと不調かも知れない…(^^;)。




前回の近況報告(↓)に書いたように、選曲候補としては、これまでに練習した曲(《練習曲一覧》)、ベートーヴェンのピアノソナタなどから探してみたが、今の気分に合うもの?…というか「弾きたい ♪」と思う曲がなかなか見つからない。


どうも、体力的にも気持ち的にも、長くて重いベートーヴェンのソナタを弾く元気が不足しているようで…(^^;)…珍しく気分が低迷しているのが自分でも分かる。


ピアノの練習は、アルペジオ(ハノン41番)と C.P.E.バッハの「ソルフェジエット」を続けていて、こちらの方はいつも通りに集中できているし、ほんの少しではあるが進歩も実感している。…のだが、選曲については暗中模索?状態…。

そんな中で見つけたのが、後回しにするつもりだった現代ピアノ曲の一つ。先日ご紹介した Faber Music のサイト(↓)をパラパラ見ているときに見つけた曲である。



現代曲というのはほとんどが難しくて、私が練習できるようなレベル(難易度)の曲は少ないのだが、たまたま見つけたのがカール・ヴァインの "Chorale" という曲(冒頭の楽譜)。

カール・ヴァインという作曲家は、2016年のシドニー国際ピアノコンクールのときに初めて知った。このコンクールでは、課題曲にオーストラリアの作曲家の曲を入れる必要があって、その一番人気がカール・ヴァインだった。


で、昨年の《鍵盤音楽史:現代》プロジェクトでも少し調べた。



そのときには聴いていない作品に "Anne Landa Preludes"(2006年)という小曲集があって、その中には 2〜3曲、私でも弾けそうなものが入っていたのだ ♪

タイトルになっている Anne Landa(アンネ・ランダ)というのはオーストラリアのピアノ教育に多大な貢献をした方のようで、若手ピアニストのための奨学金を設置したり、シドニー国際ピアノコンクールの委員を務めたりもしてたようだ。

参考✏️Arts world mourns Anne Landa(The Sydney Morning Herald)2002.12.19

この作品は、彼女への追憶としてカール・ヴァインに委嘱されたもの。


"Anne Landa Preludes" は 12曲の小品からなっていて、"Chorale" はその最後の曲。2ページの短い曲で、オクターブ以上の和音が頻出する…(^^;)…以外は何とか弾けそうな曲だ。

コラール風の、静かで美しい曲だ。三部形式。それほど現代音楽的ではないが、幅の広い和音や不協和音は登場する。

YouTube にはいくつかの音源がある。これ(↓)は、Michael Kieran Harvey(マイケル・キーラン・ハーベイ、オーストラリア、1961-)という人の演奏(全曲)。



現代ピアノ曲を練習するときには「楽譜」の問題がある。今回の場合は、楽譜出版社のサイトで見ることはできる。ただ、"Perusal Score / Not For Performance" という文字が入っていて、演奏のためには使えないことになっている。

"perusal" という見慣れない単語を調べてみると、「熟読、閲覧」「覚える目的で注意深く読むこと」などと書いてある。

使用例では、"This is for your kind perusal" でメールに添付した資料を「ご確認ください」「ご高覧の程よろしく」といった意味合いになるようだ。


"perusal" は「確認」〜「覚えるための熟読」という幅広い意味を持っているようだが、この楽譜の場合「閲覧用 / 演奏での利用不可」という感じなのだろう。

で、私のような素人が、自分の練習のためだけに使うのはどうなんだろう?

ここは我田引水的に?解釈して、練習は「(人前での)演奏 = "Performance"」ではなく、試し弾きに近い私の練習は「熟読」、つまり曲を理解するための行為でしかない…。

そう思えば、この楽譜を(パソコンで)見ながら、「どんな曲なのかな?」と思いながら弾いてみることは許容範囲なのでは?…と考えて、使わせて戴くことにした…(^^;)。


ちなみに、この曲は "Mein Klavierbüchlein"(レパートリーブック)に入れる予定はない。レパートリーにできるほど、十分には弾きこなせないだろうから…。

技術的に弾けないことに加え、バロック・古典・ロマン派あたりと違って、現代の曲はなかなか「つかめない」、つまり自分の「腑に落ちた」弾き方ができない。

音楽の作りや響きに慣れていないということもあるかも知れない。まぁ、だからこそ、少しずつでも現代ピアノ曲の「閲覧」(試し弾き+αくらいの練習)をしたいと思っている。



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