✏️The 2019 Toy Piano Festival
2001年から毎年行われているようで、今年で 19回目となる。
Historic instruments from the Toy Piano Collection |
開催しているのは the University of California San Diego (UCSD) Library。このライブラリは、アメリカの作曲家ジョン・ケイジに敬意を表して設立されたもので、トイピアノなどユニークな楽器を集めているそうだ。
ジョン・ケイジは 1948年に "Suite for Toy Piano"(↓トイピアノのための組曲)を作曲している。これは、トイピアノのための最初の(真面目な)作品。
19回目の今回は、UCSD の Geisel Library(↓)でジョン・ケージの誕生日である 9月5日に開催される。Geisel Library にはトイピアノの広範囲のコレクションがあり、委嘱作品のスコアや録音もある。
このフェスティバルの中心となっている人物は、UCSD の Scott Paulson 氏。彼を含む演奏家や作曲家が最新作を披露するようだ。
The University of California San Diego’s Geisel Library |
トイピアノの歴史は 19世紀の中頃にさかのぼるが、アメリカでポピュラーになったのは、ドイツのおもちゃメーカ・ファミリーの一人 Albert Schoenhut がアメリカで "Schoenhut Piano Company" を 1872年に設立してから。
この会社は今でもトイピアノのリーディング・カンパニーである。現在は、そのほかにカワイ(Kawai)や Korg、Djeco、それに中国のいろんな会社が製造している(↓)。
KAWAI ミニピアノP-32 レッド
KORG コルグ デジタル・トイ・ピアノ tinyPIANO タイニー・ピアノ ハローキティ・モデル ブラック
老舗メーカー "Schoenhut"(シェーンハット)の 37鍵ベビーグランド(↓)は、アマゾンだと 5万円以上するようだが、メーカーサイト(→Schoenhut Elite Baby Grand Piano 37-Key Black)では 2万円ちょっとの価格になっている…。
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