2017年4月2日日曜日

アンスネス+アムランのピアノ・デュオ!♪

"the Guardian" にレイフ・オヴェ・アンスネスとマルカンドレ・アムランのピアノ・デュオのレビュー記事が載っていた。





記事の出だしは次のような感じ…。

「ウィグモア・ホールのような小さいステージでは、2つのピアノがタイルのように組み合わさって、音は一つの本当に "grand" な楽器から聴こえてくるようだ」

「アムランとアンスネスとは非常に異なったプレーヤだ。アムランはクールで素っ気なく超然としている。アンスネスは情熱的な傾向を持つ。これがデュオになると、その質が絶妙なバランスで溶け合い、それぞれの個性を失うことなく一つのチームとなる」

ウィグモア・ホールの「小さいステージ」はこれ(↓)。


たしかに、コンサートグランドを2台組み合わせたらステージいっぱいになりそうだ。ちなみに、このブログの背景写真に使わせて戴いてます…(^^;)。


少し前のねもねも舎の記事(↓)に、ピアノ・デュオの話が出ていた。


「ピアノ・デュオというジャンルはついにいつまで経っても地位を掴めません。渋い渋いと言われる弦楽四重奏などのジャンルよりもあるいはさらに人気がないかもしれない」

…といった内容だ。たしかに「ザイラーピアノ・デュオ」という名前も知らなかった。


でも、アンスネスとアムランのピアノ・デュオならぜひ聴いてみたいものだと思う。こういう組み合わせのデュオがあること自体驚きだった。

…のだが、実は調べてみると YouTube には2012年の Ojai Music Festival(オーハイ音楽祭)で演奏している動画(アンコール?)があるので、この二人はときどき共演しているのかも知れない。



…というか、もっと調べてみると、今回この二人は同じプログラムであちこちで演奏するようだ。

アムランのサイトのスケジュールとかを見ると、4月1日〜4日はアイルランド、スイス、イタリア、オランダ、4月24日からは米国内6カ所を回ることになっている。

例えば、ニューヨークではカーネギー・ホールでのリサイタルがある。プログラム(↓)は下記。

  • Mozart: Larghetto and Allegro in E-flat
    (completed by Paul Badura-Skoda)
  • Stravinsky: Concerto for Two Pianos
  • Debussy: En blanc et noir
  • Stravinsky: Rite of Spring (for piano duo)


2曲めの "Concerto for Two Pianos" は、ピアノ二重奏による協奏曲であり、ストラヴィンスキーが息子の Soulima(スリマ、ピアニスト)のために書いたものだ。親子で共演した録音も残っているらしい。



これを機会に、ピアノ・デュオというものにも少し関心を持ってみるか…。


【おまけ】ウィグモア・ホール内のインドアビュー。

上のウィグモア・ホールのステージ写真は、実は Google のインドアマップからお借りしたもの…。要するに建物の中のストリートビューだ。面白い。

ウィグモア・ホールの『案内ページ』の "Inside the building" の "Take a virtual tour of Wigmore Hall" というところをクリックすると下のようなビューでホール内を探索することができる。ただ、注意しないとけっこう迷子になる…(^^;)。





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