まずは練習曲の候補。
28段階の難易度(参考:《ピアノ曲の難易度と自分の実力》)で17以下(できれば15前後)に限定すると、残念ながら候補曲はそんなに多くない。《子どものためのアルバム》Op.68 はとりあえず除外…。
最初に、ゲニューシャス君がラフォルジュルネで弾く《森の情景》Op.82。楽譜が表示される動画を優先して聴いてみる。下記の演奏はピリスさん。とてもいい感じ。
曲ごとの難易度を確認すると、半分くらいは候補となる。が、例えば第2曲の「待ち伏せるハンター」は速いので、私の耳には難易度18くらいに聴こえてしまう。★(良い)☆(良いかも)をつけたのは、曲として気に入ったもの。
1:入り口(15)★
2:待ち伏せるハンター(17)
3:孤独な花(15)★
4:呪われた場所(17)
5:親しみやすい風景(16)
6:宿屋(15)★
7:予言の鳥(18)☆
8:狩の歌(20)★
9:別れ(17)★
「1:入り口」「3:孤独な花」「6:宿屋」というのが、とりあえずの候補かな…。3曲とも短いので、ぜんぶやっても5分半くらいである。有名な「7:予言の鳥」は面白そうだが、難易度18でちょっと無理かな。
次の候補は《子供の情景》Op.15。楽譜付の動画を選んだら、弾いているのはアルゲリッチだった。これも観賞用にもなかなかいい。
♪ Schumann - Kinderszenen, Op 15
※追記@2023/03/12:再生不可
同じように、曲ごとの難易度、お気に入り度(★☆)を見てみると…。
1:異国から(11)★
2:珍しいお話(14)
3:鬼ごっこ(18)
4:おねだりする子供(14)
5:みたされた幸福(16)
6:大変なこと(13)
7:夢(15)
8:暖炉のそばで(16)★
9:竹馬(16)
10:きまじめ(14)☆
11:こわいぞ(15)★
12:眠る子供(14)
13:詩人のお話(12)
直感的には、「1:異国から」と「8:暖炉のそばで」が候補。2つで2分半くらい、ちょっと短すぎるか?「11:こわいぞ」は難易度15なのだが、何となくもっと難しそうに見える(不得意パターンかも…)。
次に《幻想小曲集》Op.12を聴いてみたが、難易度を確認すると、これは観賞用に回した方がいいかもしれない。アルゲリッチの演奏は素晴らしい…。
1:夕べに(17)★
2:飛翔(22)☆
3:なぜ(16)
4:気まぐれ(21)☆
5:夜に(23)
6:寓話(20)☆
7:夢のもつれ(24)
8:歌の終わり(20)
「3:なぜ」は難易度16なのだが、もっと難しそうに聴こえる。クララが好きだった曲らしいので、一瞬やってみようかと思ったが、思いとどまった…。
さて、聴いて楽しむ曲を探索してみる。
その前に、これまでのお気に入りである《交響的練習曲》Op.13を再確認。…と思って、マルティン・ヘルムヘンの動画を探したら、何と削除されていた!残念…。
気を取り直して、楽譜付の動画を探したらリヒテルの演奏があった。
ヘルムヘンとは当然ちがうが、曲はやはりいい ♪ 楽譜を見ながら聴いたのだが、楽譜の密度もすごい…。
そして、いくつかのソロ曲を聴いてみた。が、今ひとつ好みのものが見つからない。琴線に触れないというのだろうか、悪くはないと思いながら、お気に入りマークを付けたい曲に出会えない。
その中で、比較的気に入ったのが《クライスレリアーナ》Op.16。これまでにも聴いたことはあるはずだが、ほとんど気にしていなかった。この(↓)ソコロフの演奏は聴き入ってしまった。
3曲のピアノソナタも聴いてみたが、これといった演奏にはめぐり合えなかった。それぞれいいところもあるのだが…。ソナタについては、もう一度お気に入りの「演奏」を探してみたいと思っている。
そんな中、たまたまヴァイオリン・ソナタ(第2番)にお気に入りの曲を見つけた。まさに「遭遇」♪
♪ Kavakos, Wang - Schumann - Violin Sonata No 2
※追記@2023/03/12:再生不可
ピアノはユジャ・ワン。ヴァイオリンの旋律もいいのだが、ピアノパートもなかなか聴かせてくれる。
で、ついでに第1番も聴いてみた。これも悪くない。ピアノはトリフォノフ。ヴァイオリニストは同じ人。このレオニダス・カヴァコス(Leonidas Kavakos、ギリシャ、1967年〜)は、諏訪内晶子さんが2位になったパガニーニ国際コンクールで1位だった人らしい。
♪ Kavakos, Trifonov - Schumann - Violin Sonata No 1 in A minor, Op 105
※追記@2023/03/12:再生不可
シューマンの歌(音楽、旋律)は、弦楽器の方が合っているのだろうか?
「そういえば、室内楽にいいのが…」とカミさんが言い出すので、調べてみたら「ピアノ五重奏曲」。アルゲリッチの演奏があった。
♪ Martha Argerich Schumann Quintet in E-flat Major Op. 44
※追記@2023/03/12:再生不可
聴いた覚えがある、いい曲だ。ブログを確認してみると、去年のラフォルジュルネのときの予習(↓)で聴いているようだ。このときは、室内楽を聴き始めたばかりで、よく分かってなかったみたいだが…。
…とここまで来たら、ピアノ協奏曲も、と思って出だしだけ聴いた。が、これもピアノソナタと同じで、好みの演奏を見つける作業をすることになりそうだ。さすがにちょっと疲れたので…今夜(昨夜です…)はこの辺で…(^^;)。
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