2019年5月15日水曜日

▼シューベルトのソナタ14番:音楽が聴こえるように弾きたい ♪

ふと気がつくと 5月もあと2週間しかない。「2週間もある」というほど楽観的になれないのは、練習中の曲があまりにも(予想以上に)手強いからだ。

シューベルトのピアノソナタ第14番 D784 Op.143 の第3楽章、4月5日から練習しているのですでに1ヶ月と10日が過ぎ去っている。なのに…。

「全体的に少しは慣れてきた感じはあるが、まだまだ『弾けない』箇所が多い」…というのは前回、1週間前の感想(状況)と同じだ…(^^;)。

前回、メトロノームを使い始めてから「難所」のランキング・トップに急上昇したこの箇所(↓)も、まったく目処が立っていない…。



もちろん!?オクターブ連打のコーダの部分(↓)も見通し立たず。頑張りすぎると指が痛くなるので「脱力・だつりょく・ダツリョク!」とおまじないをしながらの練習…。

「ビブラートペダル」みたいに一音ずつペダルを踏むのは何とかできそうだが、まだテンポが上がっていないから出来るだけかも知れない。



あと「暗譜」で苦労していた展開部、とくに下の箇所(↓)は、例によって?頭ではだいたい覚えてきたのだが、いまだに指が覚えてくれない。1小節ごとに次の音型を思い出しながらなのでテンポが上がらない…。



…と、グチのオンパレードになりそうなので「反省の弁」はこの辺で切り上げるとして…。最近ちょっと気にするように心がけていることがある。

それは「音楽が聴こえるように弾くこと」。ピアノの練習をしている訳だから「当たり前でしょ!」という声も聞こえてくるような気もするが…(^^;)。


こういう難しい(実力を上回る)曲を練習していると、つい「弾けるようになる」こと、つまり楽譜通りに間違えずに弾ける(指を動かせる)ようになることに気持ちが行ってしまって、出てくる音につい無頓着になってしまうことがある。

もともと「自己満足」のために?練習しているので、YouTube などで聴くプロのピアニストの演奏に少しでも雰囲気(いい音や美しいメロディー)が似るように…という思いはあるのだが、上にあげたような「難所」の場合「クリア」することが優先しがちなのだ。

それに気がついて以来、少なくとも音質や強弱には気をつけて練習をしていて、音もよく聴こうと努力はしているつもりである。

ただ、やはり弾けないことにはどうしようもない…というのもあるが…(^^;)。



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