2015年9月7日月曜日

近況:スカルラッティのソナタ終了&練習メニュー見直し

スカルラッティのソナタ K.380 は9月の初めで一応終了ということにした。予定よりは少し早めだが、「今できるレベルの90%くらいはできたかな、あと10%を突き詰めるには時間がかかりそう」と感じたので、切り上げて次に行くことにした。

とりあえず、一通りの反省をしてみると…。


全体としては、自己満足レベルではあるが、相変わらずノーミスで止まらずに弾くというのは達成できていない。

進歩が感じられたのは、スタカート的な弾き方が少しはできるようになったこと。少なくとも苦手意識は減った。それと、左手の音量を抑えつつしっかり弾くことも、少しはできるようになった?かな。難所はほぼ攻略。トリルやプラルトリラーもそれなりに入るようになった。


今回の練習の一番の成果は、欠点の一つを自分で認識できたことかも知れない。それは「タッチ」である。鍵盤に重みがちゃんとかかってない、指が硬くて、とくに3・4・5の指が力んでいてすぐに疲れる。まぁ、基本ができてないということなのだが…。

きっかけは、トリル / プラルトリラー。《近況:スカルラッティ:トリルと難所の攻略法》にも書いた(↓)が、「鍵盤の戻る力で指が(脱力して)自然に上がる」ような弾き方である。

一番注目したのは「鍵盤から指を離さない」という部分。具体的に言うと、鍵盤を押したらすぐに力を抜いて鍵盤が戻る力に任せる、指は鍵盤についたまま鍵盤と一緒に(受動的に)上がる。その繰り返し。


これを練習しているとき、スタカートも似たような感覚でやるといいかな?と思ってやってみた。いい感じである。スタカートは、鋭く打鍵するよりも短く切ることが基本である、というようなことを聞いた(読んだ)記憶がある。

何よりも、出て来る音が少しきれいになった気がする。…ということで、鍵盤を押したあとすぐの「脱力」を「鍵盤の戻る力を感じる」という感覚でやってみようと考えたのだ。


それと合わせて、少し「基本」を練習したほうがいいかも知れないと思い始めた。一つ一つの曲を練習して、ある程度弾けるようになることも楽しいのだが、もう少し「上達」を感じられる練習も必要かもしれない。「基本練習」(ハノンとか)も少しやってみるか…?

今年の年末で、ピアノを真面目に練習し始めてから3年になる。「石の上にも三年」の3年だ。趣味とはいえ、それなりの成果がほしいと思う。ピアノの「腕」が上がったことを自分で実感したいと思うのだ。


…で次の曲は、基本奏法、とくにタッチの改善を練習できそうな曲ということで探し始めた。のだが、どういう曲を選んだらいいのかよく分からない。これまでは、弾きたい曲の中から選ぶということをやってきたので、こういう選び方は初めてである。

今回、こういうことを考えるきっかけになったスカルラッティをもう1曲、という手もある。バッハかモーツァルトあたりも候補になるかもしれない。でも、もう少し時代的に新しいのもやりたい…。


数日前から、[選曲のヒント] を見返したり、手元の楽譜から手当たりしだい試し弾きをしているが、まだ候補が絞れていない。

スカルラッティを始めてから1カ月になる9月9日からは次の曲に取り組みたいと思っている。あと2日で何とか決めたいのだが…。



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