1〜2週間前まではどうなることかと思っていたのだが、暗譜で(楽譜を見ないで)練習できるようになってから、自分でも驚くくらい「弾ける」ようになった気がする。引っかかりながらではあるが…(^^;)。でも、無理かも…と思いながらチャレンジした曲としては、上出来と言っていいだろう…♪
この曲(4声のフーガ)を選んだ直後は「挫折して後悔しなければいいが…」と思っていた。練習を始めてからも、なかなか進歩が感じられず、1ヶ月半くらいは色々と試行錯誤(四苦八苦?)していた。
それでも、この曲の練習はなんだか楽しかった。ほんの少しずつではあるが、4つの声部を2本の手(10本の指)でそれなりに押さえることが出来るようになるのが嬉しかった ♪
曲自体を気に入っていて飽きなかったこともあるが、もしかしたら「練習オタク」の要素が私にはあるのかも知れない。弾けるようになったあとの「演奏」よりも、弾けるようになる「過程」が好きなのかも…(^^;)?
最後の1週間ほどで、急に進歩を感じることができたのは、やはり「暗譜」の威力なのだろうか? 楽譜を見ないで弾く分、音や指に意識を集中することができる。どんな風に弾こうかといったことも考えながら弾くことができる。
それにしても、今回は暗譜するのにずいぶんと時間がかかった。2ページしかない曲に1ヶ月半! たしかにフーガは覚えにくいというのはあるにしても…。まだ歳のせいにはしたくないのだけれども…。
もう一つは、ペダルをある程度使い始めてから、かなり弾きやすくなった、というのがあると思う。音符の長さ(音価)だけ押さえていなければ、という呪縛?がなくなった分、変な力みも取れたような気がするし、音の響きのためにタッチを変えてみたりという余裕も出てきたような気がする。
今回は、とくに反省する要素もあまりなく、個人的にはよく頑張ったと思う。
前回初めてフーガを練習したとき(2016年、平均律第2巻第7番)はやっとのことで弾いていたが、今回は古典派とかロマン派とかの普通の曲と同じような感覚で弾けたことが嬉しい ♪
最後の1週間、気持ちよく弾けたことがそのご褒美だったと考えよう。なので、いつも通りやや甘めの評価ではあるが「よくできました」ということにしておきたい…(^^)♪
(…次の曲を何も考えてない…(^^;)…)
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