大苦戦中のベートーヴェン「悲愴」ソナタであるが、一昨日の記事で予告した?とおり期間を延長することにした。とりあえず2週間延ばして11月末を目指したいと考えている。目標レベルとしても、自分の気持ちの中で「なんとか弾ける」と思えるくらいにダウン・グレードせざるを得ない(残念ながら…)。
問題は、あと3週間で何とかなるところまで来ているかどうかである。
最大の課題はたくさんの「難所」なのだが、改めて「なんとか弾ける」基準で全体を見直してみた。すると、ちょっと甘い基準ではあるが、いまだにまったく弾けていないのは、下図の3カ所(②のヴァリエーションが再現部にあるので、厳密に言うと4カ所)であることが分かった。
①は第2主題の中にある。再現部には出てこないのがせめてもの救い。②はゆっくりであれば何とかなるが、前後のテンポと合わせると厳しい。③は左右がなかなか合わないし、右手の軽快さがまったく出ない。
他の箇所は、苦戦はしているものの、練習を重ねればたぶん何とかなるだろう、というところまでは来ている(と自分では思っている)。
ちなみに、一昨日の記事で「隠れた難所」と嘆いていた「バッテリー」(オクターブの連打)の移動であるが、これは何とかなりそうだ。
弾いた後でも鍵盤に指がくっついているという悪いクセが原因だったと思われる。なので、弾いた後に少し手首を浮かせて、小さな「オバケの手」を作ってやると(脱力すると)次の音に移りやすくなった。あとはそのスピードである。
暗譜は、序奏部と提示部はほぼ完了、展開部はあと一息、再現部はもう少しかかる、といったところである。展開部と再現部はまだまだ弾き込みが足りないので、これから後半をメインに練習しようと思っている。
テンポは全体的には少し上がってきた(バレンボイムの半分くらい?)と思うので、これ以上は上げないつもりである。まずは、このテンポで「難所」が弾けるようにしなくては。
なので、あと3週間の練習メニューは次のような感じ。
・難所4カ所の部分練習(ゆっくり→少しずつスピードアップ)
・展開部と再現部の弾き込みと暗譜
・序奏部と提示部の確実度アップと強弱つけ
・最後の1週間で仕上げ??
あとは、ペダルのつけ方がけっこう難しいので、そのあたりも並行して決めていきたい。とくに第2主題はペダルなしで練習しているのだが、少しつけたほうが表情もつくし楽になるのではと思っている。(つけすぎるとダメだろうが…)
さて、心機一転?がんばるとするか ♪
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