2015年1月6日火曜日

読書メモ「之を楽しむ者に如かず」2

出典:「之を楽しむ者に如かず」(吉田秀和、新潮社、2009)
(数字は引用部分のページ番号、赤字は私のマーク、→のあとは私のコメント)
--------------------------------------------------

118
最近のヨーロッパのオーケストラ、それから指揮者たちが、あちこちで変なことをやったり、きいていてがっかりするようなことをやったりしていることの多いのを思い出した。昔のような「完璧な」とか「重厚な」とか、そういったきいていて頭が下がるような、あるいは手に汗を握るような感銘を与えるものが、だんだん少なくなってきている一方で、かつて味わったことのない、なんともいえぬ面白味のある演奏にぶつかることがある。
…一方で、むやみやたらと上手な演奏に出会うことも少なくない。

練習曲追加:セヴラック:ポンパドゥール夫人へのスタンス

少し早いのだが、2曲目に予定していたセヴラックの曲「ポンパドゥール夫人へのスタンス」の譜読みを開始した。思ったより難しそう。苦戦の予感…。




2015年1月5日月曜日

読書メモ「之を楽しむ者に如かず」1

出典:「之を楽しむ者に如かず」(吉田秀和、新潮社、2009)
(数字は引用部分のページ番号、赤字は私のマーク、→のあとは私のコメント)
--------------------------------------------------

17
演奏はいずれとり上げた曲の楽譜を基に音におきかえられてゆくには違いないが、その読み方はさまざまだ。それに何事によらず、書かれたものは、書かれていないものを読む力との相関で、意味をもってくる。

2015年1月3日土曜日

本「之を楽しむ者に如かず」(吉田秀和)

今年最初の読書メモは、吉田秀和さんの 「之を楽しむ者に如かず」(新潮社、2009)である。これを選んだ経緯は次の記事に簡単に書いた。

《読書始め、懐かしの吉田秀和さん》


   

読書始め、懐かしの吉田秀和さん

今年の目標には、「ピアノの上達」という項目を入れた代わりに、「知る・考える」という項目を入れなかった。もともと考えることは好きな方なので、目標として入れなくても大丈夫だろうと思ったからである。

とはいえ、少しは何らかの刺激を頭に入力する必要はあると思っている。なので、今年も、本を読んだり、ピアノや音楽の情報に触れることは意識して続けていきたい。

ピアノ練習履歴2015

 ピアノ練習履歴 2015

年別練習履歴 (過去の《練習曲一覧》
2013 2014 2015 2016
2017 2018 2019 2020
2021 2022 2023 2024


2015年1月2日金曜日

シベリウス練習開始!生誕150年の年に ♪

元旦の昨日から、さっそく今年の1曲目、シベリウスの「エチュード」(「13の小品」から Op.76-2)の練習を正式に開始した。

実は、昨年から少しずつ譜読みを始めていて、あと少しで暗譜できそうなところまで来ている。ので、今日からは「正式に開始」というわけだ…。

クラシック音楽は古典芸能??

年末に録画しておいたNHKの「クラシック・ハイライト 2014」を元旦の午後に観た。

そこで感じたことは、いわゆる「クラシック音楽」というものが、どうも歌舞伎や能のような「古典芸能」になってしまったのではないか、ということだ。

指揮者やオーケストラは変わっても、そこで演奏される「演目」(曲目)はかなり限られたものになっている。新しく作られた曲が演奏されることは極めて少ない。

昔からある演目を、新しい当代の役者が演じるという「芸能」のパターンである。そして、その観客も彼らの楽しみ方も歌舞伎なんかと共通したものがあるのではないか。

2015年1月1日木曜日

謹賀新年 ♪ 今年もよろしく!

明けましておめでとうございます ♪

昨年中はたくさんの方に「ぴあのピアノ」を読んで頂き、感謝しております。

今年もよろしくお願いします。
ピアノもブログも頑張ります!

賀正 ♪ 今年はもう少し頑張ろう!

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

昨年はこの「ぴあの研究ノート」は、はっきり言って低迷状態であった。1〜3月の3カ月こそ少し頑張って、読書メモを書いたり、「大人のピアノ練習法」を書いてみたものの、あとは力尽きてしまった。