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2015年1月18日日曜日

読書メモ「之を楽しむ者に如かず」6

出典:「之を楽しむ者に如かず」(吉田秀和、新潮社、2009)
(数字は引用部分のページ番号、赤字は私のマーク、→のあとは私のコメント)
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402
…ケンプのショパンの見事さをご存知かしら? 彼にはショパンのソナタ二番と三番、それに即興曲、バラード、スケルツォが一曲ずつ入ったCDがある。これは、いわゆるショパンひきのショパンとは一線を画したようでいて、興味深い、いや、本当に立派なショパンである。

2015年1月17日土曜日

読書メモ:作曲家・曲・演奏家編2

「之を楽しむ者に如かず」(吉田秀和、新潮社、2009)
から、気になった作曲家・曲・演奏家をリストアップする。その2。
その1は→《読書メモ:作曲家・曲・演奏家編1》
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指揮者:アーノンクール(Nikolaus Harnoncourt)

ピアニスト:ウゴルスキ
 シューベルト:《さすらい人幻想曲》
 シューマン:《ダヴィッド同盟舞曲》
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ Op.111
 スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2・3・5・9番

2015年1月16日金曜日

読書メモ「之を楽しむ者に如かず」5

出典:「之を楽しむ者に如かず」(吉田秀和、新潮社、2009)
(数字は引用部分のページ番号、赤字は私のマーク、→のあとは私のコメント)
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322
内田光子がピエール・ブーレーズ指揮のクリーヴランド管弦楽団と組んで入れたシェーンベルクの《ピアノ協奏曲》作品42。これは、最近のシェーンベルクのCDの中でも最も注目すべきものだった。…ここでは、シェーンベルクがまず幾つもの音から構築された一つの集団(…「楽段」…)を設定した上で、それを幾度となく重ねながら、音楽を展開してゆく手法をとっているように聞こえてくる。…ベートーヴェンの曲でもきいた時みたいなわかりやすく、がっちりした音楽的立ち上がりと前進の姿に接しているような気がする。

2015年1月15日木曜日

読書メモ「之を楽しむ者に如かず」4

出典:「之を楽しむ者に如かず」(吉田秀和、新潮社、2009)
(数字は引用部分のページ番号、赤字は私のマーク、→のあとは私のコメント)
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291
最近、トルコ出身のファジル・サイというピアニストのCDをきいた。最初にきいたのはモーツァルト(ソナタK333, 330, 331, キラキラ星変奏曲K265 の四曲)だが、その演奏の若々しさといったらなかった。音がきれいというだけでなく、テンポの思い切った速さ、ピアノできかせる歌の微妙な表現性といった点で、まず、きき手をびっくりさせ、それから魅惑する。この人は若々しさと、心憎いばかりの計算の確かさ、細かさの両面を併せ持っている点で、並々ならぬ器であるといっていいだろう。

2015年1月14日水曜日

読書メモ「之を楽しむ者に如かず」3

出典:「之を楽しむ者に如かず」(吉田秀和、新潮社、2009)
(数字は引用部分のページ番号、赤字は私のマーク、→のあとは私のコメント)
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249
すばらしい音楽書が二冊出た。一つは『グレン・グールド 演奏術』(ケヴィン・バザーナ著)、もうひとつは『リヒテル』(ブリューノ・モンサンジョン著)である。

2015年1月8日木曜日

読書メモ:作曲家・曲・演奏家編1

いま読んでいる
 「之を楽しむ者に如かず」(吉田秀和、新潮社、2009)
から、
気になった作曲家・曲・演奏家をリストアップする。いい音楽探し(音楽鑑賞)のために。吉田秀和さんお薦めの演奏でもある。
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・シューベルト《即興曲》《楽興の時》:グルダ
・モーツァルト「ピアノソナタ K545」:グルダ
 (第2楽章の装飾音の付加)
・モーツァルト「ピアノソナタ K330」:グールド、プレトニョフ

2015年1月6日火曜日

読書メモ「之を楽しむ者に如かず」2

出典:「之を楽しむ者に如かず」(吉田秀和、新潮社、2009)
(数字は引用部分のページ番号、赤字は私のマーク、→のあとは私のコメント)
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118
最近のヨーロッパのオーケストラ、それから指揮者たちが、あちこちで変なことをやったり、きいていてがっかりするようなことをやったりしていることの多いのを思い出した。昔のような「完璧な」とか「重厚な」とか、そういったきいていて頭が下がるような、あるいは手に汗を握るような感銘を与えるものが、だんだん少なくなってきている一方で、かつて味わったことのない、なんともいえぬ面白味のある演奏にぶつかることがある。
…一方で、むやみやたらと上手な演奏に出会うことも少なくない。

2015年1月5日月曜日

読書メモ「之を楽しむ者に如かず」1

出典:「之を楽しむ者に如かず」(吉田秀和、新潮社、2009)
(数字は引用部分のページ番号、赤字は私のマーク、→のあとは私のコメント)
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17
演奏はいずれとり上げた曲の楽譜を基に音におきかえられてゆくには違いないが、その読み方はさまざまだ。それに何事によらず、書かれたものは、書かれていないものを読む力との相関で、意味をもってくる。

2015年1月3日土曜日