2019年9月3日火曜日

▼同じ曲を再度練習する時、このブログは役に立つ…(^^;)

現在のピアノの練習は「ホールで FAZIOLI」に向けて、バッハ、シューベルト、ドビュッシーの 3曲に取り組んでいる。

シューベルトの即興曲 op.142-2 とドビュッシーの「レントより遅く」を練習するのは、これで 2回目であるが、前回練習したときの自分のブログ記事が意外に役に立つ。




まぁ、こういうのを「自画自賛」とか「我田引水」?とか言うのだろうが…(^^;)。

例えば、上の楽曲構成図は前回自分で勝手に作ったもので、「レントより遅く」はソナタ形式という仮説?をもとにしている。ソナタ形式かどうかはさておき、練習のときの区切りに使えるので便利なのだ…。

他にも、指使いの話や「難所」の攻略法を四苦八苦している記事は参考になる。

《練習記録:[6] ドビュッシー:レントより遅く》

ちなみに、楽譜へのたくさんの書き込みも役に立つだろうと思ったのだが、こちらはそれほどでもなかった。指使いなど、今から見るとちょっと変なものもあったりする…。


さて、練習の状況であるが、まずはバッハのブーレ(イギリス組曲第2番)。

これは、楽譜を見ないで通し練習をしている。全体的には、自分のイメージである程度弾けるようになった気はしている。

ただ、引っかかる場所がまだまだあるので、それをへらす努力を継続中。前回あげた場所(↓ブーレ I の最後)も、あと一息という感じである。




シューベルトの即興曲 op.142-2 は、トリオのところの音をまったく忘れているので、ここを「暗譜」することを優先している。ここは暗譜しないとスムースに弾けないので…。

あとは、前回もあげた 2箇所(↓)など、引っかかる場所の練習と、全体的には曲の流れ・構造を頭に入れることを意識して練習中。






ドビュッシーの「レントより遅く」、これが一番苦労している。ドビュッシー特有の微妙な和音を指も頭も覚えてなくて…、最初から「暗譜」し直しという感じに近い。

上の構成図にしたがって、ブロックごとに練習しているのだが、ある程度思い出してある程度弾けるのは「第1主題」とその「確保」部分、つまり最初の 32小節くらい…(^^;)。

ただ、ちょっと嬉しいこともあった ♪ 「展開部」の第2主題の変奏部分(↓)は、前回は最後まで手こずったのだが、今回はわりとすんなりと和音が押さえられたのだ…(^^)。まぁ、まだ "in tempo" で弾けているわけではないが…、でも少しは上達したのかも…。




ところで、シューベルトとドビュッシーは 2回目なのに、音符がなかなか頭に入らない。つまり、「暗譜」がなかなか進まない感じである。

一般的には、歳をとると記憶能力が衰えると言われている。たぶん、ピアノの場合もその一般論は当てはまるのだろう。反論(抵抗)したい気もするが、残念ながら反論できるほどの材料(証拠)は持ち合わせていない…(^^;)。


ピアノの暗譜に関して、ネットをパラパラ見ているとちょっと面白いものがあった。

一つは、人間は集中しているときとか、ワクワクするような興味を覚えているときに記憶力が高まるという説。

確かに、今回は 2回目なので 1回目ほどのワクワク感はないかも知れない。それと、1回目での、試行錯誤という「過程」がほとんどないことも影響しているのかも…。


もう一つは、人間の脳というのはラクな方を選ぶ性質があるので、楽譜を見て弾ける人(の脳)は、あえて「覚えよう!」という気にならない…という説。

逆に、楽譜を見ながら弾けない人は、覚えた方がラクだ!と脳が判断するので、暗譜するのが得意になる…ということらしい。

たしかに、ウチのカミさん(元音大生)が暗譜が苦手なのは、楽譜を見ながら弾けるせいかも知れない。私の方は、そもそも暗譜しないと弾けない曲が多いので、どうしても「暗譜」に対するモチベーション(プレッシャー?)が高くなる訳だ…(^^;)?

その割に覚えられないのは、楽譜を見ながら弾ける部分もあるせいかも知れない。


いずれにしても、とくにドビュッシーの方は暗譜しないと弾けそうもないので、もう一度「ワクワク感」を取り戻して?出来るだけ早く楽譜なしで弾けるようにしたい。

残暑厳しい中ではあるが、FAZIOLI で颯爽と弾く自分の姿をイメージしながら(ワクワク感+ニンジン効果?)あと 1ヶ月弱頑張りたいと思う…(^^)♪



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《▼ドビュッシー「レントより遅く」アナリーゼ?》


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