2023年9月28日木曜日

▼ヘンデル「サラバンド」・ショパン「前奏曲第6番」終了 ♪

ヘンデルの「サラバンド」(↓)とショパンの「プレリュード第6番 ホ短調」を練習し始めてから約 4週間。両方とも昨日で終了とすることにした。一応は暗譜で通して弾くことが出来るようになったし、確率は低いもののノーミスも…運が良ければ…(^^;)。




…と言っても、本当に満足できる演奏にはなっていない。…というか、この 2曲に関しては「弾けそう」という感覚で選んでいて、今思うと、自分なりのイメージを持っていた訳ではないので、いまだに少し迷いがあるようだ。

「レパートリー」になりそう、つまり、楽譜を見ながらであれば、いつでもほぼノーミスで弾ける(かも知れない…)というのが主な選択基準だったので、本当に弾きたかったのか?…というと少し怪しい…(^^;)。

まぁ、それなりに気に入っている曲ではあるが…。


この 2曲をやってみて、ちょっと意外だったのは、わりと大丈夫だと思っていたヘンデルの方が最後まで「腑に落ちる」弾き方を見つけられず…。逆に、苦手意識を持っているショパンの方がそれなりに気持ちを込めて弾けるようになった…ということ。

ショパンも曲によっては大丈夫なのかも…?

練習したことがあるショパンの曲といえば、「イ短調ワルツ(遺作)」と「プレリュード『雨だれ』」くらい。9年も前…(^^;)。『雨だれ』はわりと好きな曲だ。

そう言えば、今回練習したプレリュード第6番も、ジョルジュ・サンドが、右手の伴奏から「雨だれ」と呼んだらしい。ショパンの「雨だれ」系は私の好みなのかな…?


ヘンデルの「サラバンド」が今ひとつ気持ちよく弾けなかった理由の一つは、色んな演奏を聴きすぎたから…かも知れない。

アンドレイ・ガヴリーロフなどの極端に遅く抑揚を抑えた演奏から、エリック・ハイドシェックなどのように独自の変奏をふんだんに入れて速いテンポで盛り上げていく演奏まで…。

(pf: Andrei Gavrilov)


さらに、スタンリー・キューブリック監督の "Barry Lyndon" という映画で使われているサントラ音源まで…。実はこのオーケストラ演奏が一番好きかも知れない。でも、この雰囲気はピアノでは出せない…(^^;)。



これらの演奏を参考にしながら、自分なりのイメージを固めていくつもりだったのだが、私の感性の貧困さとピアノの表現技術の未熟さで、結果的には中途半端な感じで終わってしまったようだ。

まぁ、これも「学び」の一過程と思うしかない。失敗は成功のもと…(^^;)?


…で、"Mein Klavierbüchlein"(レパートリーブック)に入れる曲は次の 5曲になった。5曲もあればいいか?という気持ちとやや物足りないか?という気持ちと半々…(^^;)。

  1. J.S.バッハ:平均律第1巻第1番ハ長調 プレリュード(BWV846)
  2. ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」第1楽章
  3. C.P.E.バッハ:ソルフェジエット ハ短調
  4. ヘンデル:サラバンド(クラヴサン組曲第2集 HWV437 より)
  5. ショパン:プレリュード第6番 Op.28-6


ところで、例によって?次の曲を考えていない。選曲期間ということになるが、候補曲もほとんどない。困った…(^^;)。

ちょっと前に、アルカンの「25の前奏曲 Op.31」をたまたま聴いていて、中には弾けそうなわりといい感じの曲もありそうだ…と思ったので、昨日ちょっとだけ試し弾きをしてみた。

弾けそうな曲はテンポが遅い曲で、聴いて面白いと思った曲には速い曲が多く、候補曲にはならないかな?…というのがとりあえずの感想。


少し前に『バッハの鍵盤音楽』という本を読んで(部分的に…)、バッハを弾きたいという気持ちもあるのだが…。


今年もあと 3カ月なので、練習できる曲も 2〜3曲だとすると、バッハはクリスマスシーズンにとっておくか(気分的に…(^^;)…)という気もするし…。

まぁ、しばらく色々と探索してみようと思っている ♪



【関連記事】

0 件のコメント: