2023年9月21日木曜日

▼暗譜は出来たのだが Händel サラバンドの弾き方が定まらない…

ヘンデルの「サラバンド」(↓)とショパンの「プレリュード第6番 ホ短調」を練習し始めてから約 3週間。両方とも暗譜はほぼ出来てきたが、予想に反して「サラバンド」の弾き方で悩んでいる…(^^;)?




最初の頃考えていたのは、こんな感じ(↓)。

「サラバンド」の方は音符の数も少ないし、作りもシンプルなので何とかなるだろう。一方で、「プレリュード」の方は苦手なショパンでもあるし、少し苦労するかも…。

ところが、ほぼ暗譜で弾けるようになって、自分のイメージ通りに少しは気持ちを込めて弾こうとすると、その予想が逆になってしまったのだ。


ショパンの方は、粘り気が多いのはあまり好きではないので、ややあっさり気味に、とはいえ低音部の和音感は少し厚めに…という感じで弾くと、意外に気持ちよく弾けたりする ♪

音量も、一般的に考えられるイメージよりは少し大きめに弾いていると思う。

まだ、完全に「腑に落ちる」弾き方を見つけた訳ではないが、もう少し煮詰めて行けば何とかなりそうな気がしてきた。


ところが、ヘンデルの「サラバンド」の方は、色んな弾き方を試すのだが、どれもしっくり来ず、どうも気持ちが落ち着かない感じなのだ。

それは、第1変奏と第2変奏も含めて、それぞれが座り心地が悪い感じで、かつ全体の構成としても、今ひとつつかみきれない感じがしている…。





それで、プロの演奏をもう一度いくつか聴いてみることにした。

…のだが、お気に入りのエリック・ハイドシェックも以前聴いたスキピオーネ・サンジョヴァンニも、独自の変奏をふんだんに盛り込んでいて、今ひとつ参考にならない…(^^;)。

鑑賞曲としてはいいのだけれど…。

(pf: Éric Heidsieck)

(pf: Scipione Sangiovanni)


チェンバロの演奏も聴いてみた。これ(↓)は、比較的おとなしい感じの演奏。

和音がアルペジオの弾き方になっているのと、ところどころに装飾音が付くのだが、ほぼ楽譜通りで素直な弾き方だと思われる。



いろいろ探索しているうちに、驚くほどテンポの遅い演奏に遭遇してしまった。しかも、アンドレイ・ガヴリーロフとかエフゲニー・コロリオフとか有名なピアニストの演奏。

組曲の中の 1曲として見たときはこれもあるかな…と思ったのだが、「サラバンド」だけを取り出して弾く場合、ちょっと間がもたないかも知れない…(^^;)。

(pf: Andrei Gavrilov)

♪ Handel, G.F.: Keyboard Suites Nos. 3, 4, 7, 8(プレイリスト:HWV 437 は 1曲目)
(pf: Evgeni Koroliov)


…ということで、聴いた範囲では私の感性にピッタリ来るものと遭遇しない。

チェンバロのアルペジオ弾きとか装飾音とか、コロリオフのイメージ(テンポではなく…)とか、いくつかを参考にしながら、自分なりのイメージを固めていくしかないか…?


基礎練習のアルペジオ(ハノン41番)「イ長調/嬰ヘ短調」は順調…と前回は書いたが、どうも伸び悩み?…というか、テンポも上がらず、安定性も増してないような…(^^;)?

まぁ、地道な練習を重ねるしかないのだろうが…。


音楽鑑賞の方は、上に書いた「サラバンド」の探索に時間がかかり、新しい展開はない。

久しぶりに図書館から分厚い本を借りてきたので、読書時間の方が増えているかも。

『バッハの鍵盤音楽』は、辞書的な使い方をするのかな?…と思っていたのだが、各ジャンルや気になる曲の解説なども読むと面白いので、つまみ食い的ではあるが、けっこう「読んで」いる ♪




【関連記事】

0 件のコメント: