J.S.バッハの平均律曲集第2巻から第16番ト短調 BWV885 のフーガ、練習開始から 2週間。一応譜読みを終えて部分練習に入った。だんだんこの曲の難しさが分かってきた…(^^;)。
フーガにしては指使いで悩む箇所はあまりなかったのだが、16分音符の速い動きを含む 4声はやはり弾くのが大変だ。
譜読みの完了に「一応」というのを付けたのは、まだ全体の構成を把握できていないからだ。部分練習をつないで全体を何度か練習して、音としては何となくイメージが掴めてきたと思うのだが、大きな区切りなどはまだ分かっていない。
この辺りは、やはり専門家の分析などを読むしかない。とりあえず、以前見つけておいたネット情報(↓)を読み始めたところ。
✏️Invertible Counterpoint in Bach's Fugue BWV 885(José Rodríguez Alvira)
✏️Analyse de la seizième fugue (BWV 885/2)...(musicologie.org)
✏️Bach: Prelude and Fugue No.16 in G minor, BWV 885 Analysis(Tonic Chord)
一つ面白いと思ったのは "Double subjects and countersubjects"(二重の主題と対主題)のところ(↓)の説明。
調性音楽に慣れている身としては、単に 3度の重音になっているという感覚だったのだが、対位法としてみると、「テノールとバス」が主題を、「ソプラノとアルト」が対主題をそれぞれ同時に奏でていると解釈される。まぁ、言われてみるとそうなのだが…。
ところで、テンポなのだが…。
前回、少しゆったり弾いているリヒテルの演奏(↓)を見つけて喜んでいたのだが、その「♩= 72」を試してみると、意外に速いことが分かった。
…というか、私が今練習しているテンポが遅すぎるのだが…(^^;)。まぁ、当面はリヒテルの倍くらい遅いテンポで練習するしかない…。
(pf:スヴャトスラフ・リヒテル)
スケールは変ロ長調/ト短調の練習を継続中。
音楽鑑賞は、小休止中。年末に向けて何かと慌ただしくなっているかも…。こんなときこそ、少しの時間でも音楽を聴いてゆったりしたいと思っているのだが、なかなか…(^^;)。



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