ブクステフーデ「前奏曲とフーガ ニ短調 BuxWV140」(プロコフィエフ編曲)の練習を始めてから 1カ月。何とか「通し」に近い練習が出来るようになった…かな?
暗譜はほぼ出来て、途中止まらず、ミスせず通せるようになることを目標にして、「通す」努力をしているところであるが、十分に弾けてない箇所がかなりあって、部分練習もまだ残っている…という感じ。
「前奏曲」の中でも、いくつか部分練習が必要なところが残っている。一番の難所だと思っていた下記楽譜の青枠のところも、他の「一応弾けるけど指がスムースに動かない箇所」と同じくらいのレベルにはなったと思う。
「フーガ」の方も 何とか弾ける感じにはなってきたので、全体的にもう少し指が滞りなく動くレベルまで持って行きたい。
あとは強弱、というかフレーズの抑揚・デュナーミクを付けることと、いくつか出てくる "rit. 〜 a tempo"(下記楽譜の 3〜4小節)を意識的に弾けるようにしたい。
お手本は Boris Berman(ボリス・ベルマン、1948-)と Vivi Hanbyul Jung という人の演奏をときどき聴いている。
スケール練習はト長調/ホ短調。
スケール練習はこの調で最後なので、親指の「くぐり」問題を徹底的に解消することと、スピードアップ、リズムやアクセントの変更などの練習をやろうかと思っている。
音楽鑑賞は、お気に入りピアニストの新譜探しで、トリフォノフの "Tchaikovsky" に続いて、ピエール=ローラン・エマールさんの素晴らしい「平均律クラヴィア曲集 第2巻」を見つけた ♪
ピアノの音や響きも明快で輪郭がはっきりしている感じ。とくに、複数の響きが混じっているはずなのに、素晴らしい透明感が実に心地よい。聴き慣れているはずの作品なのに、すべての曲が実に新鮮に響く ♪
ショパンコンクールの採点表が公開されたので、一応見てみた。
数字を眺めながら色んなことを考えたが、一番気になったのは、今回の審査員団の方向性がよく分からず、少なくとも 3次予選の採点は支離滅裂…とまでは言わないものの、バラツキが大き過ぎるのでは?…ということ。
複雑すぎてよく分からない採点(計算)方法が原因の一つなのでは?…とも思った。




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