2025年10月23日木曜日

▼Buxtehude「前奏曲とフーガ 」通し練習に向け努力中、そしてショパコンは終わった…

ブクステフーデ「前奏曲とフーガ ニ短調 BuxWV140」(プロコフィエフ編曲)の練習を始めてから 3週間とちょっと。

フレーズごとの「部分練習+暗譜(の努力)」を続けている。暗譜の方は 60〜70% くらいの感じで、もうひと頑張りする必要がある。早く通し練習に移りたいが、あと一週間くらいはかかるかも…。




「前奏曲」の部分はたぶん 80% くらい暗譜できていると思う。下記楽譜の青枠のところが最後の難関だが、ここもあと一息。

ギリギリ届く「10度」の箇所を早めに準備することはほぼ出来るようになった。

下記の赤枠のところは、アルペジオ的に弾いたり、前打音みたいに弾く方法も考えてみたが、そもそもこの和音が前打音みたいになっているので、上の二つの音だけ弾くことにした。




「フーガ」の方も 60% くらいは暗譜できている。声部の掛け合いにも慣れてきたので、この調子で行けば、あと一週間くらいで何とかなるのでは…と珍しく楽観的…(^^;)?




これまで、お手本は Boris Berman(ボリス・ベルマン、1948-)の演奏(↓)だけを聴いていたが、


この(↓)Vivi Hanbyul Jung という人の演奏を聴いて、もう少し感情を込める…というか抑揚・強弱をつけた方がいいかな?…と思うようになった。(ベルマンの演奏にも抑揚はあるのだが…、まぁ、比較の問題?)



スケール練習はト長調/ホ短調。

このところのいくつかの調で、主に短調の下りに苦労していたのだが、その傾向は続いている。一つの原因は左手の「くぐり」と思われる。関節が硬くなってきたのかも知れない? 少し弾き方を研究しようと思っている。


音楽鑑賞はしばらくショパンコンクールを聴いていたが、3次予選の審査結果があまりに私の感覚とかけ離れていたので、ファイナルは結局まったく聴かなかった。10年間、主な国際ピアノコンクールをネット経由で楽しんできたが、こういうのは初めてかも…(^^;)。


新しくなった採点方法(↓)が影響しているのかも?と言っている人もいた。


…が、漏れ聞こえてくるいくつかの話…、審査員自身が結果に当惑したとか、ある審査員は 1位は◯◯であるべきだったと言ったとか、◯◯は入賞すべきでなかったと言ったとか…から推測すると、今回の審査員団はあまりまとまりが良くなかったのかも知れない。

3次予選まで名前を伏せて点数の平均値だけで決めたのも原因の一つ…?


いずれにしても、しばらくはショパンを離れて、お気に入りピアニストの最近の CD とかリサイタルの動画などを聴くことにした。

…で、さっそく素晴らしい演奏に出会った。ダニール・トリフォノフの新譜 "Tchaikovsky" である(↓)。


やはり、音楽(ピアノ演奏)は競うべきものではないと、つくづく思った。

ピアニストの心構えやモチベーション、そして弾き方もコンサートや CD録音とコンクールとでは違ってくるだろうし、聴く方の聴き方も自分自身の実感として違っていると思う。

「芸術の秋」を、ゆったりした気持ちで、好きなピアノ音楽を探して楽しみたい ♪


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