2023年11月27日月曜日

ゴルトベルクのお手本探し難航中…グールド?ダヴィッド・フレイ?…

今、バッハのゴルトベルクの第18変奏を練習していて、「真似する練習」のお手本を探しているのだが、ちょっと難航している。

なにせ有名な曲なので実にたくさんのピアニストが録音しているのだ ♪




結論から言うと、今回は(今のところ)どれか一つをお手本にすることはしないことにした。とりあえず、次の 4人のピアニストの演奏を参考にしようと思っている。かっこ内は私の一言コメント。

  • グレン・グールド(意外にまとも?メリハリがあっていい感じ)
  • ダヴィッド・フレイ(ゆったりと柔らかく歌う、強弱の付け方いいかも)
  • シュ・シャオメイ(ゆっくりなのがお手本向き?いい感じ)
  • ラルス・フォークト(クリアな音でメリハリありよく歌う)

あと、キース・ジャレットがハープシコードで端正な演奏を聴かせてくれている。これもときどき参考にしようかと思っている。


他にもいろいろ聴いたのだが、期待したピアニストが意外とお手本にならなかったり…などと面白い発見もあった ♪

ただ、聴いたのが第18変奏だけの単独であるし、鑑賞ではなく自分の練習で真似するお手本として聴いたので、私自身の感じ方も偏ったものになっていると思う…(^^;)。

少しゆっくり目とか強弱がはっきりしているとか…。


…という前提で、他のピアニストの感想を少し書いてみると…。

最初お手本にしようかと思っていたファジル・サイはテンポが速く、聴くのには面白いが真似するのは無理そう…(^^;)。オラフソンの新譜も、きれいな音でいい感じの演奏なのだが、ややおとなしくてもう少しダイナミズムが欲しいと思った。

コロリオフはゆっくりなのでお手本にいいかな?…と思ったのだが、繰り返しでオクターブ上げるなど変化を付けていて、これも観賞用かな?

イゴール・レヴィットは思ったよりあっさりした印象。意外に普通に弾いている。

あと、バッハなので期待したシフは、ゴルトベルクに関してはあまり好みではなかった。テンポが速いわりにはやや粘る感じ? あと、ペライアはやや太めの音で、私のイメージするバッハには合わない…と思った。


他にも何人か聴いたが、コメントするまでもないので割愛。要するに私の好みではなかった…(^^;)。でも、本当にたくさんの録音が出ている。


今回は Spotify で聴いたので(YouTube 音源ではなく)、CD を挙げておく。ピアニストに関して以前書いた記事へのリンクなども…。


💿バッハ:ゴールドベルク変奏曲(グレン・グールド)



💿Bach : Goldberg Variations BWV 988(ダヴィッド・フレイ)





💿GOLDBERG-VARIATIONEN(シュ・シャオメイ、1990年)




なお、シュ・シャオメイは 2016年にも録音している(↓)が、聴いたのは名盤と言われている 1990年の録音。

2016年の演奏も素晴らしいが、第18変奏について言うと、少しテンポが上がっていてよりメリハリの効いた感じになっている。お手本としては 1990年版の方がいいかな?

💿J.S.バッハ : ゴルトベルク変奏曲 BWV988(シュ・シャオメイ、2016年)



💿Bach, J.S.: Goldberg Variation(ラルス・フォークト)




キース・ジャレットの CD は、1989年1月、八ヶ岳高原音楽堂で行われた「キース・ジャレット チェンバロ・リサイタル」でのライヴ録音。使用チェンバロは、高橋辰男氏が制作したイタリアン・ジャーマン・タイプのもの。




まぁ、いずれにしてももう少し弾けるようになってからでないと「プロの演奏を真似する」練習の段階には行けないと思う…(^^;)。

…ので、まずは通し練習が出来るようになるまで部分練習の積み重ねだ!



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