「古いスパニョレッタ」の方は通し練習中で、ミスを減らす練習と表現の試行錯誤をやっているが、これだけだと時間が余ってしまう(少し飽きてしまう…(^^;)…)ので…。
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「古いスパニョレッタ」は「フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック」Fitzwilliam Virginal Book(1562〜1612年頃のイングランド鍵盤音楽を集めた筆写譜)の第2巻で見つけた曲なので、第1巻を試し弾きして見つけたのがこの曲。
ジョン・ブリスマン(John Blitheman、英、1525 - 1591)というのは初めて聞く名前だが、ジョン・ブルの先生だった人のようだ。"William Blitheman" と表記されることもあるが、"John" が正しいと思われる。
1585年から亡くなる 1591年まで Chapel Royal(王室礼拝堂)のオルガニストを務めており、そこの少年聖歌隊員であったジョン・ブルを教えていたようだ。ジョン・ブルはブリスマンの跡を継いでオルガニストに就任している。
残っているブリスマンの作品は多くなく、オルガンないしチェンバロ用の鍵盤作品と合唱曲(宗教曲の "In Pace")など。「フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック」に収録されているのは(たぶん)この 1曲のみ。
「マリナー・ブック」The Mulliner Book という、16世紀前半のイングランドの鍵盤音楽の写本(121曲:オルガン曲が多い)の中には 15曲が収録されているそうだ。
この記事(↓)の「マリナー・ブック」の項に "In Nomine" の由来が書いてあったので、引用させて戴く。当時(16〜17世紀)の流行曲、しかもロングセラーだったようだ。由来となった「原曲にはさっぱり似ていません」…とあるのは笑えるが…(^^;)。
✏️チェンバロ音楽史 Ⅰ(影踏丸)
『この時代のイングランドの器楽で特徴的なのは「Gloria tibi trinitas」あるいは「In nomine」と呼ばれる曲種で、これはジョン・タヴァナー (c.1490 -1545) のミサ曲《ミサ・グロリア・ティビ・トリニタス》中の "Benedictus qui venit in nomine Domini" (ほむべきかな主の御名によりて来たるもの)の箇所の曲に由来するものです。この部分を合奏や鍵盤などの器楽で演奏することが流行し、さらには同じ定旋律を用いたオリジナル作品も作られるようになって、それらもやはり「イン・ノミネ」と呼ばれたのです。何がそんなに受けたのかわかりませんが、「イン・ノミネ」はその後17世紀のパーセルの時代まで作られ続け、150曲以上が知られています。それらの内容は様々ですが、不思議なことにどれもタヴァナーの原曲にはさっぱり似ていません』
有名な曲ではなさそうなので音源はほとんどない。ピアノでの演奏は見つからず、ハープシコードの演奏(↓)を参考にするしかなさそうだ。
(harpsichord: Pieter-Jan Belder)
試し弾きした感じではそれほど難しいところもなく、2ページと短い曲なので、「古いスパニョレッタ」と合わせて 2曲同時に練習するのは大丈夫だと思われる。
ただ、3連符の同じようなメロディーが無窮動的にずっと続くので、フレーズの取り方とか息継ぎとかで苦労するかもしれない。それと、単調にならないような工夫も必要かも…。
とりあえず、今日から譜読み開始 ♪
…で、G.ファーナビーの「古いスパニョレッタ」の方は、暗譜はほぼできていて楽譜なしで通し練習をしている。まだノーミスとは行かないので、もう少し弾き込みが必要である。
テンポとかタッチとか色々試しているが、しっくりくるポイントはまだよく分かっていない。装飾音符もイマイチだし、和音をアルペジオにするのもうまく入らない。
まぁ、しばらくは楽しみながら悩んでみるか…(^^;)。
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