✏️CONTESTANTS
下記はピアノ部門のコンテスタント 25名。
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「『権威』の行方は不透明」「(チャイコンは)そもそも冷戦期に旧ソ連の国力を示す目的で誕生した」「今大会の責任者は、戦争を続けるロシアのプーチン大統領と近い関係にある…ゲルギエフだ」などという記載があり、指導者の次のような意見も紹介されている。
ウクライナを侵略し非道の限りを尽くしている国で開かれるコンクールなので、まともに開催されるとは思えないのだが…。
どの国のどのピアニストが参加するのか…に関しては複雑な気持ちながらちょっとだけ興味があって、名前を見てみた。
ロシア・中国が多い(25人中14人)のは予想通りだが、日本人の参加については、個人的には残念な気持ちである。…が、まぁ人それぞれ、考え方の違いがあるので…。
ちなみに、国際音楽コンクール連盟が除名を発表したときの理由は次のようなものだった。プーチン肝煎のコンクールであり、プーチンのお友達のゲルギエフやマツーエフが主催するコンクールなので、これは当然の判断だろうと思う。
「ウクライナにおけるロシアの残忍な戦争および人道的残虐行為を前に、非政治的組織である国際音楽コンクール連盟は、ロシア政府が資金を提供し、宣伝ツールとして使用するコンクールを支援することや連盟に加盟させることは出来ない」
一応、ピアノ部門 25人のコンテスタント名を挙げておく。知っている名前は少ない。
Alessandro Villalva: Italy
Angel Stanislav Wang: USA
Sergei Davydchenko: Russia
Timofey Dolya: Russia
Bogdan Dugalić: Serbia
Yelaman Yernur: Kazakhstan
Suah Ye: South Korea
Aleksandr Kliuchko: Russia
Stanislav Korchagin: Russia
Nikolai Kuznetsov: Russia
Koki Kuroiwa: Japan
Min Joo Yi: USA
Xianfei Liu: China
Qiao Liu: China
Anchi Mai: France
Valentin Malinin: Russia
Xuanyi Mao: China
Kyoungsun Park: South Korea
Ilya Papoyan: Russia
Marcel Tadokoro: Japan/France
Yan Fang: China
George Harliono: UK
Konstantin Khachikyan: Russia
Zijing Zeng: China
Anton Yashkin: Russia
ネットでの論調も見てみた。淡々と事実だけを書いているものが多い印象かな?
✏️第17回チャイコフスキー国際コンクールが6月19日開幕、出場者が発表(ONTOMO)
冷ややかに事実を見ている報道(↓)もある。
✏️チャイコフスキーコンクール19日開幕 制裁で揺らぐ権威(日経新聞)
「今回は上位入賞しても、欧米でのコンサートなどの仕事につながるとは思えない」「参加すると将来の欧米での活動に差し障りが出そう」
ごもっともな意見だと思う。
なお下記記事によると、審査員は委員長だけは決まっているようだ。
(※追記@2023/06/19:嘘だったのでタイトルと内容が変更された)
Valery Gergiev has announced the following jury chairs in next week’s Tchaikovsky Competition.
- Piano – Denis Matsuev
- Violin – Martin Engstroem :runs the Verbier Festival
- Cello – Clive Gillinson :president nof Carnegie Hall
- Voice – Sarah Billinghurst Solomon
- Woodwinds – Denis Bouriakov
- Brass – Ian Bousefield
※追記@2023/06/19
上の発表はゲルギエフの「ウソ」だったようだ。どこまで恥知らずなのか…。開会式は「審査員なし」という異常状態に…(^^;)。下記、Slipped Disc の続報。
一刻も早くウクライナでの戦争が終わりますように…。
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