たまたまであるが、ジョージアの天才少年ツォトネ・ゼジニゼ君のドキュメンタリーが 6月16日にEテレで放映されることを知った(↓)。
✏️「無調の輝き〜現代音楽に愛でられた少年〜」(NHK)
初回放送日: 2023年6月16日
現代作曲家&ピアニストとして、私が密かに?期待・応援している少年だ。
2020年12月バレンボイム・サイード・アカデミーにて |
ツォトネ・ゼジニゼ(Tsotne Zedginidze)は 2009年生まれ。5歳のときに母を亡くし、その頃から祖母であるイリアウニ・ニノ・マムラツェ教授(Prof. Nino Mamradze)にピアノの手ほどきを受けている。
ニノ・マムラツェ教授はエリソ・ヴィルサラーゼ(Eliso Virsaladze)の従姉妹に当たる人。
9歳のときに母親に捧げる 1時間以上のソロリサイタルを行っているが、バッハ、ショスタコーヴィチ、リゲティ、ヤナーチェク、ベルク、および自身の作品…という内容。
(9歳の作曲家兼ピアニスト、ツォトネ・ゼジニゼのコンサート)
NHKの放送予告の記事には、「ジョージア国立交響楽団との共演が成功し、ベルリン国立歌劇場の音楽監督バレンボイム(当時)に自作の曲を披露して絶賛される」とある。
冒頭の写真は「バレンボイムに絶賛された」ときのもの(2020年12月)と思われる。このときの演奏動画もいくつか YouTube に上がっている。
そして、2022年にはヴェルビエ音楽祭に初登場している。
このときの演奏動画は、medici.tv のアーカイヴになっているが、"for premium users" となっている。Live は無料で聴けたのだが…(^^;)。
それでも、いくつかの曲は YouTube にあった ♪
ヴェルビエ音楽祭初登場に際して、ヴァイオリニストの Marc Bouchkov(マルク・ブシュコフ)が英語でインタビューした動画も YouTube に上がっている。
"Opus 4" まであるが、次のブログが簡単に内容を紹介してくれている。
✏️【Web】Tsotne Zedginidzeくんのドキュメンタリー(PIOピアノ雑記帳)
なお、今年のヴェルビエ音楽祭にも招待されていて、自作の作品とラヴェルの「夜のガスパール」とブラームスのピアノソナタ第3番ヘ短調を弾くことになっている。(7月19日)
その他、本人の YouTube チャンネルでもいくつかの演奏を聴くことができる。
♪ Tsotne Zedginidze Official(YouTube チャンネル)
ところで、今回放映されるドキュメンタリーであるが、2022年にジョージアで作られた "Atonal Glow"(無調の輝き)というもののようだ。そのトレーラー動画は下記。
これを機に、日本でもツォトネ・ゼジニゼ君のファンが増えると嬉しい…(^^)♪
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2 件のコメント:
NHKの海外ドキュメンタリーは秀逸なのが多いです。
美形の少年と芸術の宝庫のジョージア。
多くは語られなかったけれど、教えているおばあさんがすごい方なんだろうと想像が付きました。
是非日本でも演奏を披露してほしいです。
多くの文化芸術を宿す、旧ソ連の国々に一日でも早く平穏が訪れることを願わずには居られません。
飼ってますサビ猫 さん、コメントありがとうございます ♪
ツォトネ君の演奏は本当に生で聴いてみたいですね。実は昨夜も寝る前にヴェルビエのアーカイブ音源を聴いて、幸せな気持ちで眠りにつきました…(^^)♪ 改めて聴くとオリジナル曲もなかなかいい感じです。
旧ソ連の国々の平和、本当に早く訪れてほしいと思います。
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