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2014年3月21日金曜日

「ピアノ・ノート」:第7章 演奏スタイルと音楽様式 2/2

読書メモ: 「ピアノ・ノート」 第7章 演奏スタイルと音楽様式 2/2


ピアノ奏法は、作曲家(の意図)やその時代、楽器、聴衆等にも関係し、常に変化し続けているものである。以下、時代順にその変遷を概観した箇所を抜き書きする。(p.183~205)

2014年3月20日木曜日

「ピアノ・ノート」:第7章 演奏スタイルと音楽様式 1/2

読書メモ: 「ピアノ・ノート」 第7章 演奏スタイルと音楽様式 1/2


■十八世紀のピアノ音楽

●十八世紀の音楽に関する状況は、現代とはかなり異なっていたようだ。アマチュアにとっても、ピアノを学ぶ(たしなむ?)ことは、演奏だけではなく、作曲や即興、つまり音楽全体の知識や技術を身につけることだったらしい。

そして弾く曲は、いまで言えば「現代音楽」である。ある意味で、羨ましい時代であった。

2014年3月19日水曜日

「ピアノ・ノート」:第6章 レコーディング

読書メモ: 「ピアノ・ノート」 第6章 レコーディング


(※ほぼ割愛)

レコーディングに関する興味ある話が盛りだくさんである。

2014年3月18日火曜日

「ピアノ・ノート」:第5章 コンサート

読書メモ: 「ピアノ・ノート」 第5章 コンサート


■コンサート(演奏)の成功とは何か?

コンサートでの演奏を筆者は「公共演奏」と表現している。そうでないものは、一人で弾いたり、少人数の仲間内でのサロン・コンサートのようなものである。コンサートでの(公共の)演奏の「成功」とはどういうものかを語ることで、「演奏」自体の評価の難しさのようなものに言及している。

その基本にある考え方が2つ述べられている。

2014年3月17日月曜日

「ピアノ・ノート」:第4章 音楽学校とコンクール

読書メモ: 「ピアノ・ノート」 第4章 音楽学校とコンクール


音楽学校やコンクールについて興味深い話が盛りだくさんである。とくに、コンクールに関する(裏)話は面白い。ただし、前章と同じくまとめづらい章なので、ここも割愛させて戴く。


・若い頃に覚えた音楽は忘れにくい→ピアニストを目指す人は、生涯のレパートリーになるような曲は、なるべく速いうちに馴染んでおいた方がよい

・音楽学校では課題曲やリサイタルが義務付けられており、レパートリーを広げる余裕はない

・コンクールの問題点など

・音楽学校もコンクールも本当に才能のある将来性のある人とはあわない
 学校やコンクールの平均的な基準で判定するため…



注:緑色の文字は引用部分(数字はページ番号)、赤い文字は私が強調したもの

2014年3月16日日曜日

「ピアノ・ノート」:第3章 ピアノという楽器と、その欠陥

読書メモ: 「ピアノ・ノート」 第3章 ピアノという楽器と、その欠陥

ピアノに関する興味深い話がいろいろと書かれている。ピアニストで、楽器に関する知識をこれほど持っている人も珍しいような気がする。読み物としては面白いが、抜き書きしてまとめるのは難しいので割愛させて戴く。いくつかの興味ポイントをあげておく。


・ピアノの響板は時とともに熟成するが、そのほかの部品は劣化していく

・ウナ・コルダやソフト・ペダルの話

・調律や整音(弦が切れたら大変、ハンマーのフェルトの話など)

・グリッサンドの苦労話、音の反復とアクションの話

・調律のあと良心的な調律師は鍵盤をきれいに拭いてくれるが、すべって弾きにくくなる…


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2014年3月15日土曜日

「ピアノ・ノート」:第2章 ピアノの音を聴く

読書メモ: 『ピアノ・ノート』 第2章 ピアノの音を聴く
注:緑色の文字は引用部分(数字はページ番号)、赤い文字は私が強調したもの


■自分の音を聴く能力の重要性

演奏しながら自分の音を聴くことの重要性が語られる。そして、「録音」の利用により、「聴くこと」の習慣や能力が育ちにくくなっていることを危惧している。

2014年3月14日金曜日

「ピアノ・ノート」:第1章 身体と心

読書メモ: 「ピアノ・ノート」 第1章 身体と心


■1750年~現代の欧米音楽史とピアノについて

ピアノという楽器が、各時代の作曲家にとってどういうものであったかということを通して、ピアノの特性・位置づけが語られる。スコア全体を比較的均一な音で演奏できるピアノは、作曲の、それも音楽的な実験を行う楽器としてそれぞれの作曲家に活用された。

ベートーヴェンが音楽を革新し、ドビュッシーが新しい響きを生み出したことに、ピアノという楽器はなくてはならない存在であった。

2014年3月13日木曜日

「ピアノ・ノート」:紹介&目次

読書メモ『ピアノ・ノート』 紹介&目次


『ピアノ・ノート』 (演奏家と聴き手のために)

チャールズ・ローゼン 著 朝倉和子 訳
(みすず書房、2009年9月)