2023年5月14日日曜日

▼次の曲はバッハのトリオソナタ第4番BWV528第2楽章:AIによる解説付き(^^;)

今回の選曲はやや難航したが、結局またバッハの曲になった。オラフソンの演奏を聴いて気に入った曲で、2018年に候補曲に挙げながら今まで温めておいた?曲だ。

トリオソナタ第4番 BWV528 の第2楽章(Adagio または Andante)で、アウグスト・ストラダル(August Stradal、チェコ、1860〜1930)によるピアノ編曲。




この曲は、ヴィキングル・オラフソンのアルバム『バッハ・カレイドスコープ』(↓)で初めて聴いて、気に入ったものだ。何となく弾けそうなので候補曲にもしていた。







元はオルガン用のトリオソナタで、そのピアノ編曲版である。


トリオソナタは「2つの独奏旋律楽器と通奏低音の3パート」をオルガンの「右手・左手・足鍵盤」に対応させているので、難易度の高いオルガン曲である。

それをピアノの「右手・左手」に対応させているので、さらに難易度は上がっているはずだ。次に紹介する AI による解説では「比較的演奏が簡単」と書いてあるが、とんでもない!…と私は思っている…(^^;)。


…で、最近使い始めた「生成 AI」による解説などを(興味本位で?)載せてみた。緑色の文字が AI(Google の "Bard")の回答(一部編集)。※印は私のコメント。


どんな曲か?

トリオ・ソナタ第4番 ホ短調 BWV 528 は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが1730年頃に作曲したオルガン曲です。6つのトリオ・ソナタというオルガン曲集の4曲目です。

バッハは息子のヴィルヘルム・フリーデマンの音楽教育用にこの曲集を作曲しました。そのため、この曲集は比較的演奏が簡単で、バッハの音楽の基本的な要素を学ぶことができます。

トリオ・ソナタ第4番 ホ短調 BWV 528は3楽章構成で、それぞれが異なる性格を持っています。第1楽章は速くて活気のあるアレグロ、第2楽章はゆっくりとした叙情的なアダージョ、第3楽章は速くて華やかなプレストです。

この曲はバッハの最高傑作の一つとされており、オルガン曲のプログラムによく選ばれています。


※フリーデマンの音楽教育用ではあるが、上に述べたように決して「演奏が簡単」ではないと思う。


この曲の名演奏は?

  1. アルトゥール・ルービンシュタイン:1937年録音
  2. ウラディミール・ホロヴィッツ:1947年録音
  3. ダニエル・バレンボイム:1960年録音
  4. マルタ・アルゲリッチ:1970年録音
  5. アルフレッド・ブレンデル:1972年録音

※少なくとも YouTube や Spotify ではこれらの演奏を見つけることができなかった。アルゲリッチの録音について質問したら「アルゲリッチは録音してない」という回答…(^^;)。


難易度は?

トリオ・ソナタ第4番 BWV 528 の第2楽章(ピアノ編曲版)は、中程度の難易度です。楽章はアンダンテの速度で書かれており、複雑なリズムや和音はありません。ただし、楽章は正確な演奏が要求され、バランスの取れた音色とテクニックが必要な、技術的に挑戦的な部分がいくつかあります。

全体として、トリオ・ソナタ第4番 BWV 528 の第2楽章は、挑戦的でありながらやりがいのある楽章です。中級から上級のピアニストにとって良い選択肢です。


※まぁ、私が練習してある程度弾けそうと思うので「中程度の難易度」というのは当たっているのだろう。「挑戦的でありながらやりがいのある楽章」ということなので、頑張ろうと思う…(^^) ♪

4 件のコメント:

あも さんのコメント...

独学でピアノを学ばれているという事で、興味深く時々ブログを拝見しております。 ストラダル編曲のトリオ・ソナタ アダージョ、美しいですよね。 私もオラフソンの録音でその存在を知り、数年前に楽譜を入手したくて色々な楽譜店で探してもらったのですが、結局見付からずに今に至ります。 もしお差支えなければ、出版社名や、どのように楽譜を入手なさったか等、お教えいただけますと幸いです。

ぴあ さんのコメント...

あも さん、こんにちは ♪
この曲の楽譜は IMSLP(https://imslp.org)という、著作権の切れた楽譜などを無料で提供しているサイトで見つけました。
BWV528で検索して、https://imslp.org/wiki/Organ_Sonata_No.4_in_E_minor,_BWV_528_(Bach,_Johann_Sebastian) のページの「楽譜」のところにある "Arrangements and Transcriptions" というタブをクリックすると色んなアレンジの一覧が表示されます。
"For Piano (Stradal)" のところにあるのがストラダルの編曲版です。"For Piano (Sun)" のところにあるのがストラダルのものに Ruoshi Sun という人が少し手を加えたもののようです。楽譜が見やすいので、私は後者を使おうかと思っております…(^^;)。
Sun という人が何をどう変更したのかは、本人の YouTube音源(https://youtu.be/p7-oWVKnOuQ)の解説に書かれています。
なお、念のため検索してみると、2022年に復刻版の楽譜が出ているようです。ご参考まで。→ https://www.academia-music.com/products/detail/181582

あも さんのコメント...

ぴあさん、早速ご丁寧にお教えいただいて有難うございます。なるほど、とても便利なサイトで重宝しますね。私はどうしても本の楽譜を手元に置きたい派なので、なかなかwebで検索して、というところまで追いつきません。。
そして何と復刻半の楽譜も出ているのですね・・ ぴあさんの情報収集スキルにもいつも敬服しております。
クラシックのピアノ曲はプロのピアニストでも網羅できない程多くありますが、個人的に大人になってからはバッハの曲をピアノで聴く・弾くことに非常に魅了されています。(子供の頃はインベンションが本当に苦手だったのですが・・)
ぴあさんもこれからも、素敵な曲達にじっくり取り組まれて、癒しの時間を得てください。そして素晴らしい情報発信、引き続き楽しみにしております。

ぴあ さんのコメント...

あも さん、おはようございます ♪
情報収集スキルというほどのことではなく、検索してみたらたまたまあった…というだけです…(^^;)。
私も最近はバッハを選曲することが多いです。対位法的なものに対する苦手意識が減って、苦しみながらもフーガを弾くのが気に入ってます。ちなみに、私にとってインベンションは平均律より難しいです…。