2024年7月17日水曜日

Mozart 2台のピアノのための協奏曲第10番 K.365:有名ピアニストたちの競演 ♪

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日は 2台のピアノのための協奏曲(第10番)K.365。成立年はマンハイム・パリ旅行後の1779年頃と考えられているが、自筆譜に使用された紙質から 1775年から77年という説もある。

有名ピアニストたちが多くの演奏を残していて楽しめる ♪




この作品は演奏会で映える華麗な曲となっており、モーツァルトが姉のナンネルと共演することを想定して作曲されたと考えられている。

2台のピアノはユニゾンで、あるいは旋律を分け合って、そして 3度の音程を保ちながら同じ動きをするなど、息の合った演奏が要求される。技術的にも高度な作品となっている。


多くの有名なピアニストたちが(興味深い組み合わせで…)演奏を残していて、なかなか楽しめる。ざっと拾い出しただけでこんな感じ(↓)。さすがに全部は聴けない…(^^;)。

  1. 児玉 桃、児玉 麻里 2023
  2. マルタ・アルゲリッチ、マリア・ジョアン・ピリス 2021●
  3. ユジャ・ワン、ラハフ・シャニ  2016
  4. マルタ・アルゲリッチ、アレクサンドル・ラビノヴィチ 1995
  5. マレイ・ペライア、ラドゥ・ルプー 1988
  6. ダニエル・バレンボイム、サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)1986●
  7. タチアーナ・ニコラーエワ、エリソ・ヴィルサラーゼ 1986●
  8. アルフレート・ブレンデル、イモージェン・クーパー 1977?●
  9. エミール・ギレリス、エレーナ・ギレリス  1973
  10. ウラディーミル・アシュケナージ、ダニエル・バレンボイム 1972●
  11. ゾルターン・コチシュ、デジェー・ラーンキ 1972
  12. ゲザ・アンダ、クララ・ハスキル 1956
  13. パウル・バドゥラ=スコダ、レーヌ・ジャノーリ 1951


聴いた中で気に入ったものをいくつか挙げてみる。

順位を付けることは出来ないので年代順(新しいものから)。あえて個人的な好みを一つ選ぶとすれば、バレンボイムとゲオルグ・ショルティの勢いのある演奏かな…♪


マルタ・アルゲリッチ、マリア・ジョアン・ピリス



ダニエル・バレンボイム、サー・ゲオルグ・ショルティ

(トラックNo. 1〜3)

なお、このアルバムの「3台ピアノ」にはアンドラーシュ・シフが参加している。


タチアーナ・ニコラーエワ、エリソ・ヴィルサラーゼ

(トラックNo. 4〜6)

なお、このアルバムの「3台ピアノ」には若きニコライ・ルガンスキーが参加。


アルフレート・ブレンデル、イモージェン・クーパー



ウラディーミル・アシュケナージ、ダニエル・バレンボイム

(トラックNo. 4〜6)

なお、このアルバムの「3台ピアノ」にはフー・ツォンが参加している。


参考:

✏️モーツァルト :2台のピアノ協奏曲 第10番 変ホ長調 K.365 K6.316a(PTNAピアノ曲事典)

✏️2台のピアノのための協奏曲 (モーツァルト)(Wikipedia)



【関連記事】



《モーツァルトが作曲したピアノ協奏曲はいくつ?》


  にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ 

0 件のコメント: