2024年10月30日水曜日

Schubert ピアノソナタ第10番 D 613:未完ながら隠れた名曲、Bart Berman の名演奏 ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第10番 ハ長調 D 613。

未完成(2つの楽章の断片)なのだが、聴き始めたとたんに気に入ってしまった。とくに第1楽章は素晴らしく、隠れた名曲と言ってもいいと思う ♪



2024年10月29日火曜日

▼シューベルトのソナタ第8番:1週間で譜読み〜部分練習と順調な滑り出し

シューベルトのピアノソナタ第8番 D 571(第1楽章)の練習を始めて 1週間。譜読みは割とすぐに終わって、今は部分練習に入っている。

旋律と伴奏という形が多く、転調があるとはいえ和声進行も比較的分かりやすいので、暗譜した箇所もいくつかある。まずは順調な滑り出しと言えるだろう ♪



2024年10月28日月曜日

50年前に買ったコーヒーミル KRUPS 50 今でも動いている♪ のだが…

年末に向けて(ちょっと早いけど…(^^;)…)部屋の片付けを始めたら、こんなもの(↓)が出てきた。学生時代に買った電動コーヒーミル。当時は珈琲に凝っていて、豆を挽いて美味しい珈琲を淹れていた ♪



2024年10月27日日曜日

Schubert ピアノソナタ第9番 D 575:トゥルーデリーズ・レオンハルト(Pianoforte)の名演奏 ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第9番 ロ長調 D 575。ピアノソナタ 6作品が生み出された 1817年の最後を飾る三つ目の完成ソナタ ♪

…なのだが、少なくともネット上には解説や情報が少ない。個人的には、全体に何となく聴き覚えがある。第4楽章ははっきり記憶にあって、好きな楽章だ ♪



2024年10月25日金曜日

『ピアノを尋ねて』調律師が語る物語:台湾のベストセラー小説

久しぶりにピアノに関する本を読んだ。といっても、私にしては珍しく小説。

タイトルの『ピアノを尋ねて』だけ見て図書館から借りたら小説だった…という…(^^;)。「(2020/21年に)台湾の文学賞を総なめにした話題作」らしい。

ピアノやピアニスト、作曲家などに関する話題も多く、登場する調律師、ピアノ教師、ピアニストたちに関する話も興味深く、それなりに面白く読めた。


『ピアノを尋ねて』(クオ・チャンシェン、倉本知明 訳)


2024年10月23日水曜日

国際ピアノコンクールのまとめページ整理完了

国際ピアノコンクールをネット経由で観戦するのが、ピアノ関連の楽しみの一つになっていて、このブログにも記事をかなり書いている。

少し前にその「まとめページ」の整理を始めて、新しく《ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール》のページを作った。これで、まとめページは 7つになった。

これ以上、コンクール単位のまとめページを作るのは大変なので、7つ以外は《そのほかの国際ピアノコンクール》として一つにまとめることにした。



2024年10月22日火曜日

次のピアノ練習曲はシューベルトのピアノソナタ第8番 D 571 に決定 ♪

この一週間ほど、次のピアノ練習曲の選曲をしていた。これまでまったく候補にしていなかった初期のソナタも含めて、シューベルトのピアノソナタをざっと試し弾きした。

選んだのは、最近初めて聴いて気に入って、弾いてみると何とかなるかも?…と思った「ピアノソナタ第8番 D 571」(第1楽章)である。




2024年10月20日日曜日

Schubert ピアノソナタ第8番 D 571:歌曲のような佳作、ティリモ補筆の名演奏 ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第8番 嬰ヘ短調 D 571。

第1楽章だけが、しかも未完で残されているという「断片」だが、聴き始めてすぐに好きな曲の一つになってしまった ♪ 多くの歌曲を残しているメロディーメーカー、シューベルトならではの美しいピアノソナタだと思う。



2024年10月18日金曜日

Schubert ピアノソナタ第7番 D 568:二つ目の完成ソナタ、ポール・ルイスが素晴らしい ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第7番 変ホ長調 D 568。

第1楽章と第2楽章の出だしだけ聴き覚えがあると思ったら、どうも選曲のときに何度か試し弾きをしたことがあったようだ。冒頭だけ見て弾けるかも?…と思ったらしい…(^^;)。

作られたのは 1817年、第4番に続いて二つ目の完成作品。この作品には「異稿」(D567 変ニ長調)があって、こちらを第7番とする表記も存在するので、ちょっと紛らわしい。



2024年10月17日木曜日

国際ピアノコンクール関連記事をまとめた→2025年のロンティボー開催を発見 ♪

先日の浜松国際ピアノコンクールに続いて、《コンクール観戦記事まとめ》ページにあるまとめ記事をコンクール単位に整理した。

そうしたら、ロンティボー国際コンクールが来年 3月に開催されることに気がついた。2025年は大きなコンクールが沢山ある(↓)ので、さらに一つ追加になる…(^^)♪

《2025年はピアノコンクール当たり年 ♪ ショパン#19、エリザベート#21、クライバーン#17》



2024年10月15日火曜日

▼モーツァルト K.394のフーガ:一応終了、楽しかったが難しかった…

モーツァルトの「幻想曲とフーガ ハ長調 K.394」のフーガ、8週間頑張ったが、このところあまり進展もなく、これ以上「弾ける」ようにはなりそうもないので、一応終了とした。

まぁ、そんなに簡単な曲だとは思っていなかったが、予想以上に苦戦した…というのが正直な感想。それでも、この曲自体は好きだし、練習も楽しかった ♪

ちょっと上達したかも?…と思えた部分と、改めて限界を感じた部分とあって、こういうのを「悲喜交々」と言うのだろうか…(^^;)?



2024年10月14日月曜日

浜松国際ピアノコンクールまとめページ+今年の国際コンクール日本人入賞者は?

11月の第12回浜松国際ピアノコンクールの開催まで 1カ月を切った。

まとめページを作ろうと思って《コンクール観戦記事まとめ》を見ると、まとめページ自体がずいぶん増えてきた。…ので、コンクール単位に整理する(まとめる)ことにした。

手始めに《浜松国際ピアノコンクール》のページを作った。ここには、2015年第9回から今回の第12回までの記事をまとめてある。第12回の記事はこのあと随時追加予定。



2024年10月12日土曜日

アレクサンドル・カントロフの新譜はブラームスとシューベルト ♪

アレクサンドル・カントロフ(Alexandre Kantorow、仏、1997 - )の新しいアルバムが 11月 1日に発売される。YouTube に 4トラックほど先行配信されていたので聴いてみた。


💿Alexandre Kantorow Plays Brahms & Schubert



Schubert ピアノソナタ第6番 D 566:初期の未完の名作? レオンスカヤ、オピッツ、ティリモ ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第6番 ホ短調 D 566。

1888年の旧全集に第1楽章だけが「ソナタ断章」として掲載されて以来、2楽章・3楽章・4楽章と様々な説が出て、未だに結論が出ていない…という謎の多いソナタ。

第1・2楽章の美しい旋律が気に入った ♪ シューベルトの意図通りに完成していれば初期の名作になっていたかも知れない…。4楽章構成の決定版を聴いてみたいものだ。



2024年10月11日金曜日

Schubert ピアノソナタ第5番 D 557:古典派のソナチネ風ソナタ、オピッツがいい ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第5番 変イ長調 D 557。3楽章全体で 15分程度という、シューベルトにしては珍しく?短いソナタ。

第1楽章が変イ長調で最終楽章が変ホ長調となっているので、第4楽章が欠落しているのでは?という説と、3楽章構成の完結したソナタ(調性については実験作?)であるという説があるようだ。1817年作。



2024年10月10日木曜日

トリフォノフが弾いた FAZIOLI F278 コンサートグランドが弾けるスタジオ ♪

FAZIOLI のコンサートグランド F278 を弾けるレンタルピアノスタジオ「FAZIOLI CONCERT GRAND STUDIO」(FCGS)が 10月、駒場にオープンする。

ちょっと弾いてみたい気はするが、私のレベルではもったいないかも…(^^;)。

✏️FAZIOLI CONCERT GRAND STUDIO(公式サイト)




2024年10月9日水曜日

▼モーツァルト K.394のフーガ:なかなか通し練習にならない、もう少し頑張る!

モーツァルトの「幻想曲とフーガ ハ長調 K.394」のフーガ、練習開始から 7週間。練習期間からするとそろそろ終わりに向けて…という時期だが、そういう気配はまったくない。

弾けてないことが第一の理由だが、不思議と飽きがこない。この曲好きなのかも…(^^)?



2024年10月8日火曜日

Schubert ピアノソナタ第4番 D 537:初の完成ソナタ&初の短調、バレンボイムがいい ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第4番 イ短調 D 537。

シューベルトが初めて完成させたピアノソナタ。6曲のソナタを作曲した 1817年の最初の作品。自筆譜にはなぜか「第5番」とある。

第2楽章のテーマは後に第20番 D 959 の第4楽章で使われていることで有名。個人的には、第1楽章も聴き覚えがあるので、学生時代に聴いていたのかも…。



2024年10月6日日曜日

シューベルトのピアノソナタ:難易度・チェック結果

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞を進めている。


これは、すべてのピアノソナタを順番に聴いて好みの演奏(ピアニスト)を探しながら、作品の概要を調べ、一つずつ記事にする…という作業である。自分が弾けそうな(練習できそうな)曲を探すことも兼ねている。

この記事はそのインデックスとなる一覧表で、記事へのリンク集にもなっている。リンクは、現在第3番までで、今後随時追加の予定。「28段階難易度」も記載した。

2024年10月5日土曜日

Schubert ピアノソナタ第3番 D 459:優しく歌う舘野泉、メリハリのあるレオンスカヤ ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第3番 ホ長調 D 459。

自筆譜(最初の 2楽章のみ)には「ソナタ」の標題と 1816年8月の日付がある。死後 1843年にライプツィヒの C.A.クレム社から「5つのピアノ曲」として出版された。

謎の多い「ソナタ」だが、初めて聴いてちょっと気に入った作品だ ♪



2024年10月3日木曜日

Schubert ピアノソナタ第2番 D 279:豊かに流れるティリモと堂々としたレオンスカヤ ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第2番 ハ長調 D 279。

第1番 D 157 と同じ 1815年(18歳)の作品。自筆譜には "Sonate Ⅰ." と書いてあるので、シューベルトとしてはこの作品が最初のピアノソナタと考えていたのかも知れない。

ちなみに、1815年は「野ばら」D 257、「魔王」D 328 など、シューベルトの代表作となる優れた歌曲が作曲された年。



2024年10月2日水曜日

クライバーン財団が立ち上げた音楽事務所のピアニスト、そして来年はピアノコンクールの当たり年 ♪

来年は第17回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールが開催されるが、ヴァン・クライバーン財団は新しく音楽事務所 "The Cliburn Agency" を立ち上げたようだ。

✏️Biz News: Cliburn Starts Agency(Slipped Disc)

公式サイトのニュース記事は下記。

✏️Launching The Cliburn Agency(Cliburn Agency)



2024年10月1日火曜日

▼モーツァルト K.394のフーガ:テンポアップして練習はさらに面白くなってきたが…

モーツァルトの「幻想曲とフーガ ハ長調 K.394」のフーガ、練習開始から 6週間。そんなに長く練習している感覚がないのは、それだけ進歩が遅いということだろう…(^^;)。

少しテンポを上げて部分練習をしているが、ほんの少しテンポを上げただけで弾けなくなる箇所が多く、なかなか先が見通せない状況である。