2025年9月27日土曜日

ショパンコンクール目前:審査委員長のインタビューと青柳いずみこさんの注目ピアニスト ♪

あと 1週間もしないうちに第19回ショパン国際ピアノコンクールが始まる ♪ 注目ピアニストなどのネット情報も増えてきたので、気になる記事をいくつか読んでみた。




今回の審査委員長は米国出身のギャリック・オールソン(Garrick Ohlsson、1948 - )。ポーランド出身者以外が委員長を務めるのは初めてのことらしい。

1970年の第8回ショパンコンクールでの優勝者。マズルカ賞も受賞している。

そのインタビュー記事が「ONTOMO」に出ていた。

✏️審査委員長ギャリック・オールソンが語るショパンとショパンコンクール【前編】

✏️審査委員長ギャリック・オールソンが語るショパンとショパンコンクール【後編】


とくに印象に残ったのは「魔法」という言葉。私の音楽の聴き方にも感じ方にもしっくりくる言葉なので、この表現はとても気に入った ♪

「彼(ショパン)の音楽にはいつも『魔法』のような音の魅力があって、人の心を惹きつけてやまない」

「審査員の仕事 … 技術的な要素以上に、その演奏が魔法のように感じられるかどうか、そこを見極めることなんです」


そしてその「魔法の瞬間」が訪れる演奏の一つに 2015年のケイト・リウの演奏(ノクターン Op.62-1)がかなり詳しく取り上げられていたのも、とても嬉しかった ♪

「彼女(ケイト・リウ)の演奏には、いくつも魔法のような瞬間がありましたが、とくに印象的だったのが、ノクターン Op.62-1を弾いたときです」

「ノクターンって、本当にいろいろな解釈ができる曲ですが、あれ以上の演奏があるかどうか……私にはわかりません。それくらい、人生の中で忘れられない魔法の瞬間(magical moment)でした」


今年のショパンコンクールでも、「魔法の瞬間」を感じさせてくれるピアニストに出会うことが出来れば本当に嬉しいと思う。


今年は、予備予選通過者 66人に、予選免除の 19人を加えて 85人が本選に出場する。公式サイトを見ると 84人しか載ってないので、すでに辞退者が 1人出ているのかも…。

とりあえず応援しようと思っているのは、牛田智大くんと中川優芽花さんくらい。あと気になっているのは、エリック・ルーとイ・ヒョくん、イ・ヒョクくん兄弟。

あとは、名前を知らないピアニストがたくさんいるので、とりあえず、「ぶらあぼ」にあった青柳いづみこさんのの記事(↓)を参考ににしようと思っている。

✏️2025年第19回ショパンコンクールを占う 第2回


この記事に名前が出ているピアニストを並べてみた。注目の理由は様々だが、私が知らないピアニストも多いので、これを見ながらコンクールを楽しもうと思っている。

[アルファベット順。★印は予選免除による出場者]

  1. Jonas Aumiller(ドイツ)★:浜松 2位
  2. Kai-Min Chang(台湾):ダン・タイ・ソン門下
  3. Kevin Chen(カナダ)★:ルービンシュタイン 1位
  4. Yubo Deng(中国):ダン・タイ・ソン門下
  5. Eric Guo(カナダ):ピリオド楽器 1位
  6. Zihan Jin(中国):上海音楽院
  7. David Khrikuli(ジョージア):個性派
  8. 小林海都(日本)★:リーズ 2位
  9. 桑原志織(日本)★:ルービンシュタイン 2位/ ブゾーニ 2位
  10. 京増修史(日本):
  11. Hyo Lee(韓国):Hyuk Lee の弟
  12. Hyuk Lee(韓国)★:パデレフスキ 1位
  13. Eric Lu(アメリカ)★:リーズ 1位/ ダン・タイ・ソン門下
  14. Philipp Lynov(中立)★:パデレフスキ 1位
  15. 中川優芽花(日本):深い思索性と即興性
  16. 中島結里愛(日本/韓国):最年少 15歳
  17. 西本裕矢(日本):
  18. Hao Rao(中国):2021年17歳でファイナリスト
  19. 島田隼(日本):ジュリアード在学中
  20. 進藤実優(日本):霊感に満ちたピアニスト
  21. 東海林茉奈(日本):
  22. Gabriele Strata(イタリア):個性派
  23. 牛田智大(日本)★:浜松 2位
  24. Yifan Wu(中国):上海音楽院
  25. Andrey Zenin(中立個人参加):国籍はロシア



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