ページ

2024年10月5日土曜日

Schubert ピアノソナタ第3番 D 459:優しく歌う舘野泉、メリハリのあるレオンスカヤ ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第3番 ホ長調 D 459。

自筆譜(最初の 2楽章のみ)には「ソナタ」の標題と 1816年8月の日付がある。死後 1843年にライプツィヒの C.A.クレム社から「5つのピアノ曲」として出版された。

謎の多い「ソナタ」だが、初めて聴いてちょっと気に入った作品だ ♪



2024年10月4日金曜日

2024年10月3日木曜日

Schubert ピアノソナタ第2番 D 279:豊かに流れるティリモと堂々としたレオンスカヤ ♪

シューベルトのピアノソナタ全曲鑑賞、今日は第2番 ハ長調 D 279。

第1番 D 157 と同じ 1815年(18歳)の作品。自筆譜には "Sonate Ⅰ." と書いてあるので、シューベルトとしてはこの作品が最初のピアノソナタと考えていたのかも知れない。

ちなみに、1815年は「野ばら」D 257、「魔王」D 328 など、シューベルトの代表作となる優れた歌曲が作曲された年。



2024年10月2日水曜日

クライバーン財団が立ち上げた音楽事務所のピアニスト、そして来年はピアノコンクールの当たり年 ♪

来年は第17回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールが開催されるが、ヴァン・クライバーン財団は新しく音楽事務所 "The Cliburn Agency" を立ち上げたようだ。

✏️Biz News: Cliburn Starts Agency(Slipped Disc)

公式サイトのニュース記事は下記。

✏️Launching The Cliburn Agency(Cliburn Agency)



2024年10月1日火曜日

▼モーツァルト K.394のフーガ:テンポアップして練習はさらに面白くなってきたが…

モーツァルトの「幻想曲とフーガ ハ長調 K.394」のフーガ、練習開始から 6週間。そんなに長く練習している感覚がないのは、それだけ進歩が遅いということだろう…(^^;)。

少しテンポを上げて部分練習をしているが、ほんの少しテンポを上げただけで弾けなくなる箇所が多く、なかなか先が見通せない状況である。



2024年9月30日月曜日

Schubert ピアノソナタ第1番 D 157:18歳の作品、すでにシューベルトらしさも…

シューベルトのピアノソナタ全 21曲を順番に聴いていく…というのを開始した。今日は第1番 ホ長調 D 157。シューベルト 18歳のとき(1815年)の作品。

初期ソナタは未完のものも多く音源が少ないのでは?…と心配したが、どうも杞憂だったようで、いい演奏をいくつも見つけた ♪



2024年9月29日日曜日

シューベルトのピアノソナタ「全集」を録音しているピアニストたち

昨日の記事《シューベルトのピアノソナタ、全体像を把握したい…21曲中10曲は未完?》に続いて、ピアニストたちが録音しているシューベルトの「ピアノソナタ全集」がどういう構成・内容になっているか、ざっと調べてみた。

下記は主なピアニストの「全集」に含まれる曲目の一覧表である。なお、「全集」と銘打っていない「ソナタ集」も色々あるが、舘野泉、ラドゥ・ルプーのものを参考に載せた。


No.スコダシフレオンスカヤ内田光子バレンボイム舘野泉ルプー
1💿💿💿

💿💿
2💿💿💿



3💿💿💿

💿
4💿💿💿💿💿💿
5💿💿💿


💿
6💿💿💿



7💿💿💿💿💿

8💿💿


💿
9💿💿💿💿💿

10💿



💿
11💿💿💿



12 
13💿💿💿💿💿💿💿
14💿💿💿💿💿💿💿
15💿💿💿💿
💿
16💿💿💿💿💿💿💿
17💿💿💿💿💿💿
18💿💿💿💿💿💿💿
19💿💿💿💿💿💿💿
20💿💿💿💿💿💿💿
21💿💿💿💿💿💿💿

2024年9月28日土曜日

シューベルトのピアノソナタ、全体像を把握したい…21曲中10曲は未完?

モーツァルトのピアノ協奏曲全曲を聴き終えて、次はシューベルトのピアノソナタを聴くことにした。「後期ソナタ」以外はほとんど聴いたことがないので、全21曲を順番に…。

ところが、シューベルトのソナタは「未完」のものが多いことを思い出し、例えば楽譜や CD の「全集」というのはどうなっているのだろう?「未完」のものはどうなっているのだろう?…という疑問が湧いてきた。以下、その調査結果 ♪



2024年9月26日木曜日

モーツァルトのピアノ協奏曲で名演奏を聴かせてくれたピアニストたち

6月終わりにピアノ音楽鑑賞のテーマにモーツァルトのピアノ協奏曲を選び、そもそも何曲あるのかを調べ、1週間ほど前に 30曲(番号付き 27曲+K.107 の 3曲)を聴き終えた。

色んなピアニストの名演奏も見つかり、なかなかに楽しい時を過ごすことができた ♪ 初めて聴くピアニストはいなかったが、ベテランを含めて素晴らしい演奏が多かった。


《Mozart ピアノ協奏曲第27番 K.595:モーツァルト最後のピアノ協奏曲、ピリスさんの名演に浸る幸せ ♪》



2024年9月24日火曜日

▼モーツァルト K.394のフーガ:部分練習 phase 2 はテンポアップ ♪

モーツァルトの「幻想曲とフーガ ハ長調 K.394」のフーガ、練習開始から 1カ月と少し。部分練習からなかなか抜け出せず、通し練習はいつになるやら?…という状況である。

それでもやっとこの曲の面白さが分かってきて、「四苦八苦」状態ではあるが、苦しい訳ではなく結構楽しい ♪ で、さらに楽しくするために?…テンポを少し上げることにした。



2024年9月23日月曜日

Wigmore Hall 秋のピアノ音楽祭からお気に入りピアニストを探す

Wigmore Hall のサイトで "Autumn International Piano Festival" というのを見つけて、あまり馴染みのないピアニストの名前が結構あったので軽くチェックしてみた。

冒頭に載っている 5人の写真(↓)で誰だか分かったのは、ヨアフ・レヴァノンくんとレオンスカヤさんの二人だけ…。



2024年9月21日土曜日

リーズ国際ピアノコンクールはどこへ行くのか?

リーズ国際ピアノコンクール、ファイナリストに牛田智大くんの名前がなくなり、私のお気に入りになりそうなピアニストも見つからず、個人的には興味が半減してしまった。

…のだが、牛田くんの先生(ピオトル・パレチニ:Piotr Paleczny)の Facebook 投稿(後述)に対してエリック・ルーなどのピアニストも含めて 60以上のコメントがついているので、少し感想など書いてみたい。

その流れで、クラシック音楽界の男女格差?に一石を投じたはずの、今回のリーズの審査ルールに関しても…。



2024年9月19日木曜日

Mozart ピアノ協奏曲第27番 K.595:モーツァルト最後のピアノ協奏曲、ピリスさんの名演に浸る幸せ ♪

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595。

モーツァルトが作曲した最後のピアノ協奏曲。完成したのは 1791年 1月 5日であるが、3年前に書かれた第26番「戴冠式」のすぐ後に書き始められたのではないかと言われている。

上演回数 6位、録音回数 4位なのだが、私の中では 1〜2位を争う位置付けかも ♪



2024年9月18日水曜日

リーズ国際ピアノコンクール、牛田智大くん残念!ファイナルに進めず…

リーズ国際ピアノコンクール、牛田智大くんは残念ながらファイナルには進めなかった。

個人的にはセミファイナルのシューベルトのソナタが気に入っていたので、ちょっと意外な気もする。…が、他のコンテスタントをほとんど聴いていないので何とも言えない。



2024年9月17日火曜日

ポリーニ、最後のアルバムはシューベルト、息子ダニエレとの共演

今年 3月、82歳で亡くなったマウリツィオ・ポリーニの最後の録音(2022年6月)が CDアルバムとなってグラモフォンより 10月にリリースされることになった。

息子であるダニエレと共に弾いた「4手のための幻想曲 ヘ短調 D.940」を含む、シューベルトの作品を収めたアルバムになっている。




2024年9月16日月曜日

リーズ国際ピアノコンクール Semifinal:牛田智大くんのシューベルト良かった ♪

リーズ国際ピアノコンクール、牛田智大くんは第2ラウンドを無事通過して、セミファイナルの演奏が始まった。昨夜のライヴ配信のアーカイヴを今朝になって聴いた。

シューベルトのピアノソナタが素晴らしかった。ファイナリストは確実だと思う ♪ まぁ、他のコンテスタントを聴いてないので、100% の確信があるわけではないが…(^^;)。



2024年9月15日日曜日

▼モーツァルト K.394のフーガ:部分練習苦戦中、テーマを際立たせたい

モーツァルトの「幻想曲とフーガ ハ長調 K.394」のフーガ、練習開始から 4週間経った。進捗が芳しくないと、この「近況報告」も滞りがちになるようだ…(^^;)。

部分練習を始めてから 10日以上経つが、10日分の進歩は今ひとつ感じられず、あちこちで引っかかりながら苦戦している。指使いはほぼ確定したが、指が滑らかには動かない。

もうしばらく「四苦八苦」状態、我慢の期間が続くのだろう…。



2024年9月14日土曜日

Mozart ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」K.537:謎の人気曲?内田光子さんもピリスさんもいい ♪

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲 第26番 ニ長調 「戴冠式」 K.537。

自身の「予約演奏会」のために 12曲ものピアノ協奏曲を量産したウィーンでの人気絶頂期(1784〜1786年)が過ぎて、1年以上経って完成した作品。

 自作目録には 1788年 2月24日に記入されているが、1787年初め頃から作曲されていたという説もあるようだ。演奏機会が来るまで途中で放置されていたのかも…(^^;)?

演奏回数では 24番20番23番に続く第4位という人気曲だが、録音回数では第12位となっており、専門家や愛好家の間で評価も分かれる…謎?の多い作品でもある。



2024年9月13日金曜日

リーズ国際ピアノコンクール始まった、牛田智大くん順調なスタート ♪

リーズ国際ピアノコンクールの本選(第2ラウンド〜)が一昨日から始まった。

ライヴ配信がちょうど私の就寝時間帯と重なるので、眠くなるまで聴いている。昨夜は丸山凪乃さんの途中まで(失礼…(^^;)…)聴いて、今朝は牛田智大くんのアーカイヴを聴いた。

日本からはこの二人だけなので、応援しようと思っている。



2024年9月12日木曜日

ピリスさん「高松宮殿下記念世界文化賞」受賞、おめでとう!♪

今朝はとても嬉しいニュースを見つけた。

私のお気に入りピアニストの中でも「神クラス」の一人であるピリスさん、マリア・ジョアン・ピレシュ(Maria João Pires、ポルトガル、1944 - )さんが 高松宮殿下記念世界文化賞(音楽部門)を受賞された…というニュース ♪

✏️第35回 高松宮殿下記念世界文化賞 受賞者 発表 / 第27回若手芸術家奨励制度 発表


Photo: Shun Kambe

2024年9月11日水曜日

Mozart ピアノ協奏曲第25番 K.503:ベートーヴェン「運命」に繋がる曲?ダヴィッド・フレイがいい ♪

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲 第25番 ハ長調 K.503。

モーツァルトは、自ら企画したウィーンでの「予約演奏会」のために 3年間にわたって 12曲ものピアノ協奏曲を量産した(1784年:14〜19番、1785年:20〜22番、1786年:23〜25番)。その最後の作品となるのがこの第25番である。

記録にはないが、トラットナー邸での降臨祭コンサート(1786年12月 5日)で、交響曲ニ長調「プラハ」とともに演奏するために作曲したと思われる。完成したのはその前日。



2024年9月4日水曜日

▼モーツァルト K.394のフーガ:部分練習に入ったが、指が迷いながら苦労の連続…(^^;)

モーツァルトの「幻想曲とフーガ ハ長調 K.394」のフーガ、練習開始から 2週間ちょっと。譜読みを終えて一応部分練習に入っている。「一応」というのは指使いが部分的に未確定のため。

フーガなので指使いが難しい上に、中声部を右手で取ったり左手で取ったりするので苦労の種(タネ)には事欠かない。あちこちで指が迷っている…(^^;)。



2024年9月3日火曜日

Mozart ピアノ協奏曲第24番 K.491:上演回数 1位、短調の名曲、様々なピアニストの名演奏 ♪

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491。

この作品はモーツァルトのピアノ協奏曲としては珍しい短調の曲(第20番 ニ短調 K.466 とこの第24番だけ)。第20番よりさらに激しさ・悲壮感を増したものになっていて、当時の聴衆(貴族など)の社交的な趣味からは遠ざかっている。

ただ、現在では人気作品の一つになっている(録音回数 5位、上演回数 1位)。

作曲時期は、第23番とほぼ同時期の 1786年 3月 24日、オペラ「フィガロの結婚」が完成する直前である。予約演奏会用として書かれ、4月にブルク劇場で演奏されたと思われる。



2024年8月30日金曜日

Mozart ピアノ協奏曲第23番 K.488:お気に入りの名演奏が多すぎて困る名曲 ♪ 一番は…

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488。

この作品の作曲時期は「自作目録」によると 1786年 3月 2日、オペラ「フィガロの結婚」の完成直前のことである。春の予約演奏会のために第24番とほぼ同時期に作られた。

人気作品(録音回数 2位、上演回数 3位)ではあるが、それにしても実に多くのピアニストが弾いている。



2024年8月29日木曜日

Mozart ピアノ協奏曲第22番 K.482:木管楽器が活躍する美しい第2楽章 ♪ バレンボイム!♪

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲 第22番 変ホ長調 K.482。

作曲されたのは 1785年12月16日。年末の予約演奏会のために急いで作られた。この頃、すでに歌劇「フィガロの結婚」が書き始められていた。

個人的にはあまり聴き覚えがない。《モーツァルトが作曲したピアノ協奏曲はいくつ?》で見ると、演奏回数・録音回数とも 10位になっているので、20番台のピアノ協奏曲の中では演奏機会は少ないようだ。それでも多くのピアニストが録音している。



2024年8月28日水曜日

▼モーツァルト K.394のフーガ:曲全体の把握も含め譜読みに時間がかかっている…

モーツァルトの「幻想曲とフーガ ハ長調 K.394」のフーガ、練習開始から 1週間ほど経つが、まだ譜読みが完全には終わっていない。

それなりに長い(4ページ)ので、全体の構成がつかみきれていないのと、フーガなのでやはり指使いを決めるのが大変だ…(^^;)。



2024年8月25日日曜日

モーツァルトのピアノ協奏曲のカデンツァあれこれ、奥が深い ♪

モーツァルトのピアノ協奏曲第21番の聴き比べでは、色んなピアニストが自作のカデンツァを弾いていて、なかなか面白かった。

そう言えば、楽譜(スコア)ではこの「カデンツァ」はどう書かれているのだろう?…という疑問が湧いた…ので調べてみた。


2024年8月24日土曜日

トリフォノフの新譜 My American Story: North 面白そう ♪ アメリカ人になった Daniil Trifonov?

ダニール・トリフォノフの新譜が発表された。本人が「人生のほぼ半分を過ごした場所から生まれた音楽」と語る CD 2枚組のアルバム。

ガーシュウィンの「協奏曲へ調」とトリフォノフのためにメイソン・ベイツが作曲した「ピアノ協奏曲」を軸に、ジャズ、モダニズム、ミニマリズム、ポピュラー・サウンドトラックなど、アメリカのピアノ作品を通して、トリフォノフの「アメリカン・ストーリー」を辿るアルバムとなっている。面白そう ♪ 10月 4日発売予定。

💿My American Story: North/ Daniil Trifonov


2024年8月23日金曜日

Mozart ピアノ協奏曲第21番 K.467:最も美しい第2楽章、ピアニスト達の多彩なカデンツァの競演 ♪

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467。

作曲されたのはピアノ協奏曲第20番の 1カ月後。そして前作同様、今回も初演前日の完成…。この短い期間に、しかも多忙な時期に、革新的でかつ完成後の高い 2つの協奏曲を立て続けに作れるモーツァルトはやはり天才…(^^;)!



2024年8月21日水曜日

Mozart 幻想曲とフーガ K.394:バッハのフーガ研究の成果として唯一のピアノ曲?

今回練習することにしたモーツァルトの「幻想曲とフーガ K.394」であるが…。

選曲に当たっていくつかの演奏を聴いたのだが、ピアニストによる違いが面白かったので、今順番に聴き比べをしているピアノ協奏曲の記事と同じようにまとめてみることにした。




2024年8月20日火曜日

▼次のピアノ練習曲はモーツァルトの「幻想曲とフーガ」K.394 のフーガに挑戦 ♪

モーツァルトのピアノソナタ第 3番第 2楽章の練習を終わって、もう 1曲くらいモーツァルトをやろうかと、ウチにあった古い楽譜、春秋社の『モーツァルト集 3 (世界音楽全集ピアノ篇) 』で変奏曲を試し弾きしていたのだが、変奏曲はやはり難しい。

で、この中にあった「幻想曲(前奏曲)とフーガ ハ長調 K.394」がちょっと面白いかな?…と思ったのだが、幻想曲の方はとても歯が立ちそうもない。

…ので、このフーガに挑戦することにした。これも難しそうだが、モーツァルトの作ったフーガに興味が湧いてきたので、まぁ、何とかなるだろう…(^^;)?



2024年8月19日月曜日

Mozart ピアノ協奏曲第20番 K.466:一番人気の名作、名演奏の数々:ピリス、藤田真央、アンデルシェフスキ…♪

モーツァルトのピアノ協奏曲を順番に聴いて来て、ついに 20番台に突入。ここからは有名な曲ばかりだが、今回は、その中でもトップ(録音回数 1位、演奏回数 2位)に輝いているピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466。

2024年8月17日土曜日

▼モーツァルトのソナタ第3番第2楽章:一応修了 ♪ もう一曲モーツァルトかな?

モーツァルトのピアノソナタ第3番 K.281 の第2楽章 "Andante amoroso" の練習を始めてから 1カ月。課題のトリルもそれなりに(始めた時から比べると…)弾けるようになってきたし、とりあえず修了ということにした。



2024年8月15日木曜日

Mozart ピアノ協奏曲第19番 K.459:ポリーニ*ベーム*ウィーンフィル、極め付けの名演奏 ♪

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲 第19番 ヘ長調 K.459。

モーツァルトが 6曲のピアノ協奏曲(第14番〜第19番)を量産した 1784年に書かれた最後のピアノ協奏曲。1790年、レオポルト2世の戴冠式を祝して催された演奏会で、モーツァルトが第26番「戴冠式」と共に演奏したため、「第2載冠式」と呼ばれることもある。

個人的にはこの辺りから、聴き覚えのある曲になってくる。ポリーニの素晴らしい演奏は、若い頃にアナログ・レコードで聴いているかも知れない。



2024年8月13日火曜日

アルゲリッチが録音したモーツァルトのピアノ協奏曲、意外と少ない

このところ、モーツァルトのピアノ協奏曲を順番に聴いている。前回はピアノ協奏曲 第18番 変ロ長調 K.456 で、アルゲリッチの演奏を聴いて感激した(↓)。

《Mozart ピアノ協奏曲第18番 K.456:アルゲリッチの名演奏、貴重な録音 ♪》

…のだが、実はアルゲリッチはモーツァルトのピアノ協奏曲をあまり録音(演奏)していない。ピアノソナタも少ないようなのだ。



2024年8月10日土曜日

Mozart ピアノ協奏曲第18番 K.456:アルゲリッチの名演奏、貴重な録音 ♪

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲 第18番 変ロ長調 K.456。

6曲のピアノ協奏曲(第14番〜第19番)を量産し、ウィーンで大人気の演奏会で大忙しだった 1784年に書かれた。自作目録によると、完成したのは、のちに「フィガロ・ハウス」と呼ばれることになる新しい住居に引っ越した翌日(1784年 9月30日)のようだ。

アルゲリッチが 32歳のときに録音した貴重な音源が残っている。素晴らしい名演 ♪



2024年8月8日木曜日

▼モーツァルトのソナタ第3番第2楽章:通し練習と部分練習の同時進行?

モーツァルトのピアノソナタ第3番 K.281 の第2楽章 "Andante amoroso" の練習を始めてから 3週間。1週間ほど前に無理やり?通し練習を開始して、その結果、弾けてない箇所がはっきり分かるようになり、そのところを部分練習する…というパターンが続いている。



2024年8月7日水曜日

Mozart ピアノ協奏曲第17番 K.453:モーツァルト最高峰のピアノ曲の一つ、アンデルシェフスキの名演奏 ♪

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453。

モーツァルト自身が「大協奏曲」と呼んだ 3曲のピアノ協奏曲(第15番〜第17番)の一つ。ウィーンでの人気絶頂の 1784年に書かれた。

モーツァルト自身も高く評価していたと思われるこれらのピアノ協奏曲の連作中で、このト長調協奏曲は最も美しいと後世の評価も非常に高い。



2024年8月6日火曜日

真央くんの「きらきら星」は予告編?→ドホナーニ「きらきら星の主題による変奏曲」N響と共演

N響の 2024-25 シーズンのプログラムが発表されていたので内容を見ていたら、藤田真央くんがドホナーニの「童謡(きらきら星)の主題による変奏曲 作品25」という曲を演奏する…というのを見つけた。

もしかして、モーツァルトの「きらきら星変奏曲」を今年のプログラムに入れているのは、これの予告編だったのか…(^^;)?

✏️Cプログラム 定期公演2024-25シーズン(N響)

2024年8月5日月曜日

藤田真央くん「きらきら星変奏曲」の名演奏@ヴェルビエ音楽祭 ♪

昨夜は藤田真央くんのヴェルビエ音楽祭でのリサイタルを堪能した ♪ グリーグ、セヴラック、ショパン、プロコフィエフ、モーツァルト、シューマンという意欲的なプログラムで、真央くんの色んな面を楽しむことができた。

中でも素晴らしかったのがショパンとモーツァルト。とくにモーツァルトの「きらきら星変奏曲」はこれまでに聴いた中で最高の演奏ではないかと思った ♪



2024年8月2日金曜日

Mozart ピアノ協奏曲第16番 K.451:ラルス・フォークトとの再会、リーズ・ドゥ・ラ・サール見直した ♪

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲第16番 ニ長調 K.451。

モーツァルト自身が「大協奏曲」と呼んだ 3曲のピアノ協奏曲(第15番〜第17番)の一つ。規模も大きく難易度も高い。ウィーンでの人気絶頂の 1784年に書かれた。

当時モーツァルト夫妻が住んでいた館、トラットナーホーフのカジノにおける「予約演奏会」で自身が初演している。ステージ上の得意満面のモーツァルトが見えるようだ ♪



2024年8月1日木曜日

▼モーツァルトのソナタ第3番第2楽章:なぜか停滞気味なので無理やり通し練習に…

モーツァルトのピアノソナタ第3番 K.281 の第2楽章 "Andante amoroso" の練習を始めてから 2週間。最初の頃は順調だったのだが、このところ何故か停滞気味…(^^;)?



2024年7月31日水曜日

Mozart ピアノ協奏曲第15番 K.450:モーツァルトの自信作、バレンボイム or 古楽器のレヴィン

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲第15番 変ロ長調 K.450。

ウィーンでのモーツァルトの人気が高まっていた 1784年に書かれた 6曲のピアノ協奏曲(第14番〜第19番)の 2番目の作品。

父への手紙には、「…私が作ったものの中でも一番いいもので…。 二つ(15番変ロ長調、16番ニ長調)とも、ひと汗かかせる協奏曲だと思います。 でも、難しさという点では変ロ長調の方がニ長調以上です」と書いていて、当時のモーツァルトの自信作のようだ。



2024年7月30日火曜日

ピアニスト、モーツァルトを語る:内田光子、ロバート・レヴィン、ポリーニ…

今、モーツァルトのピアノ協奏曲を順番にすべて聴くことを進めながら、ピアノの練習曲もモーツァルトのソナタから一つの楽章を選んで練習している。

《次のピアノ練習曲はモーツァルトのソナタ第3番 K.281 第2楽章 Andante amoroso ♪》

少しでもモーツァルトを理解しようと思い、ネット上で解説文などを探すが、それほど多くの情報はない。いくつか見つけたものをメモしておこうと思う。



2024年7月28日日曜日

Mozart ピアノ協奏曲第14番 K.449:自作目録に記入した最初の作品、ブッフビンダーの名演 ♪

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲第14番 変ホ長調 K.449。

1783年(27歳)に自らが開催した「予約演奏会」で披露した 3つのピアノ協奏曲(第11〜13番)の成功で自信をつけたモーツァルトは、その後この演奏会で自らが演奏するためのピアノ協奏曲を量産していく。

また、モーツァルトはこの頃から完成した作品の記録を自ら「作品目録」に書き残すようになる。その記念すべき 1曲目がこのピアノ協奏曲第14番 K.449 である。



2024年7月26日金曜日

Mozart ピアノ協奏曲第13番 K.415:堂々としたバレンボイム or 繊細な内田光子 ♪

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲第13番 ハ長調 K.415。

第5番〜第10番の初期作品がまとめて作られた時期から 6年ほどあと、1782年末から1783年初めにかけて(26〜27歳)作曲された 3つのピアノ協奏曲(第11〜13番)の最後のもの。

モーツァルト自身が開催した「予約演奏会」のために作られた作品。



2024年7月25日木曜日

▼モーツァルトのソナタ第3番第2楽章:順調なのだが出来てないことも多い…(^^;)

モーツァルトのピアノソナタ第3番 K.281 の第2楽章 "Andante amoroso" の練習を始めてから 1週間。思ったより進み方が早く、頑張ればもう少しで通し練習ができるかも?



2024年7月24日水曜日

Mozart ピアノと管弦楽のためのロンド K.386:ピアノ協奏曲第12番第3楽章の別稿かも?

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日は「ピアノと管弦楽のためのロンド イ長調 K.386」。「コンサート・ロンド」とも呼ばれる。聴いてみるとなかなかいい感じの曲である ♪

ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414 の第3楽章の別稿という説もある。同時期に作られており、同じ「イ長調」であるのがその理由。



2024年7月22日月曜日

Mozart ピアノ協奏曲第12番 K.414:エリザーベト・レオンスカヤの名演奏発見 ♪

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414。

第5番〜第10番の初期作品がまとめて作られた時期から 6年ほどあと、1782年末から1783年初めにかけて(26〜27歳)作曲された 3つのピアノ協奏曲(第11〜13番)の一つ。3つのうち最初に完成されたと考えられている。

モーツァルト自身が開催した「予約演奏会」のために作られた作品。この時期のピアノ協奏曲としては、現代でも一番演奏機会が多い。



2024年7月20日土曜日

Mozart ピアノ協奏曲第11番 K.413:モーツァルトが企画した演奏会用に作られた作品 ♪

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日はピアノ協奏曲第11番 ヘ長調 K.413。

第5番〜第10番の初期作品がまとめて作られた時期から 6年ほどあと、1782年末から1783年初めにかけて(26〜27歳)作曲された 3つのピアノ協奏曲(第11〜13番)の一つ。

モーツァルト自身が開催した「予約演奏会」のために作られた作品。第2楽章の Largetto がとても美しく、けっこう気に入った ♪



2024年7月19日金曜日

かてぃん(角野隼斗)くん、世界的音楽事務所 Sheldon Artists と契約 ♪

角野隼斗くん(YouTube名:Cateen /かてぃん、1995年7月14日〜)が New Jersey の世界的音楽事務所 "Sheldon Artists" と契約を結んだという記事があった。