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2021年12月24日金曜日

2021年ぴあのピアノ10大ニュース(1/2)

今年も!コロナ禍でピアノ関連のニュースも少ないのだが、一応『ぴあのピアノ』の記事から 10大ニュースを選んでみたい。あくまで個人的見解…(^^;)。

まずは 1位から 5位。




1位🥇は何といってもショパンコンクール ♪ 色んな意味で盛り上がった。

牛田くんや、今回のコンクールで見つけた「お気に入り」候補の Talon Smith くんが落とされたあたりでは、審査員団への不信が芽生えかけたりもしたが…(^^;)。


結果としては素晴らしいコンクールになったと思う ♪

2位 反田恭平、4位 小林愛実という日本人複数入賞もあったし、「自由で個性的な演奏」が評価されて新しいショパンを沢山聴かせてもらったし、ガルシア・ガルシアくんとかタロン・スミスくんとか期待できそうなピアニストを知ることもできたし…(^^)♪



大袈裟にいうと、今後のピアノ音楽の可能性が大きく開けたコンクールになったと思う。



《Chopin2020》:第18回ショパン国際ピアノコンクールまとめ


2位🥈は、私のお気に入りピアニストである藤田真央くんの、ヴェルビエ音楽祭でのモーツァルト「ピアノソナタ」全曲演奏。これは本当に素晴らしい演奏だった ♪

真央くんの個性・実力がいかんなく発揮されて、自由にやりたいことをやっている…まるで「モーツァルトが弾いているようだ」と思わせてくれるような快演だったと思う。


そして、日本人ピアニストとして初めて、Sony Classical と専属ワールドワイド契約を結んで、その第1弾はモーツァルトのピアノソナタ全集である ♪



3位🥉は、アンデルシェフスキの「平均律組曲」♪

「平均律組曲」という名前は私が勝手につけたのだが、この CD(↓)はバッハの平均律クラヴィーア曲集第2巻の「抜粋」というよりも、アンデルシェフスキが 12曲を選んで再構築した「平均律組曲」?のようなものだと考えた方がいいと思うのだ…(^^)♪

Bach: Well-Tempered Clavier, Book 2 (Excerpts)



これも、大袈裟にいうとバッハのピアノ音楽に対する新しい解釈、というより「可能性」を示すものになったのではないかと思う ♪



4位は、エリザベート王妃コンクールでの務川慧悟くんの 3位入賞 ♪

このコンクールでは、審査員長 Gilles Ledure が役員を務める "Queen Elisabeth Music Chapel" の "Artists in Residence" の一人である Jonathan Fournel くんが優勝している。

…という「?」もあり、個人的には、本当は務川慧悟くんが一位だったという気持ち(信念?)は今でも変わってない…(^^;)。課題曲の演奏などは絶品だった ♪


《エリザベート王妃コンクール》:エリザベート王妃国際音楽コンクール/ ピアノ まとめ


そして 5位は残念なニュース。11月にネルソン・フレイレが 77歳で亡くなったこと。

その亡くなる前の闘病・看病のためネルソン・フレイレとマルタ・アルゲリッチが二人してショパンコンクールの審査員を辞退するということもあった。

私自身、ネルソン・フレイレはそれほど聴いていたピアニストではないが、このときにいくつかの演奏を聴いて、これからは残された音源を折に触れて聴いてみようと思った。

そして、ネルソン・フレイレの演奏を聴いて弾いてみようと思ったのが、ブラームスの「幻想曲集」からの 1曲「間奏曲」Op.116-4 ホ長調。今年練習した10曲目の曲になった。



他にも、今年は 3月にロシアの偉大なピアニスト&名伯楽のドミトリー・バシキーロフ(Dmitri Bashkirov)が 3月7日に 89歳で亡くなっている。



また、MCS Young Artists のブログには「✏️今年亡くなった著名ピアニストを偲ぶ」という記事があって、下記のピアニストが載っている。

  • チック・コリア(1941年6月12日~2021年2月9日)、79歳
  • ドミトリー・バシキロフ(1931年11月1日~2021年3月7日)、89歳
  • フレデリック・ジェフスキ(1938年4月13日~2021年6月26日)、83歳
  • ネルソン・フレイレ(1944年10月18日~2021年11月1日)、77歳


6位〜10位はこちら(↓)。




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《2020年ぴあのピアノ10大ニュース(2/2)》


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